[ruby-dev:5721] Re: Bigfloat [compare to NaN]

えぐち＠エスアンドイー です。

>>> In message [ruby-dev:5701] Re: Bigfloat [compare to NaN] 
    On Thu, 25 Feb 1999 17:42:20 +0900, [e-mail] (Keiju ISHITSUKA) said:

keiju> けいじゅ＠日本ラショナルソフトウェアです.
keiju> 
keiju> In [ruby-dev :5619 ] the message: "[ruby-dev:5619] Re: Bigfloat
keiju> [compare to NaN] ", on Feb/24 19:08(JST) EGUCHI Osamu writes:
keiju> 
keiju> >えぐち＠エスアンドイー です。
keiju> 
keiju> >keiju> class Bigfloat(100) < Numeric
keiju> >keiju>   include Bigfloat
keiju> >keiju> end
keiju> >keiju> 
keiju> >keiju> ってイメージです. Bigfloatは抽象クラスっぽく扱いたいってことです.
keiju> >
keiju> >これ文法と型機構に、大^H改造を加えるって事ですね。
keiju> 
keiju> すいません. 話しがゴッチャになって, こっちは昔の案の話しです.

クラス自動生成器の案ですね。

keiju> >keiju> >いまの私の Bigfloat に対するステータスは、
keiju> >keiju> >
keiju> >keiju> > + 可変精度に対応する
keiju> >keiju> > + 望ましいクラス表現／階層を模索する
keiju> >keiju> > + 負のゼロなど IEEE754 の挙動に準拠する
keiju> >keiju> > + 最終的には効率の為、Ｃの拡張モジュールにする
keiju> >keiju> >
keiju> >keiju> >あたりで足踏みです。^^;;;;;
keiju> >keiju> >
keiju> >keiju> >特に前二者は、想像以上に深い考えを要求している事に
keiju> >keiju> >最近やっと気づきました。
keiju> >keiju> 
keiju> >keiju> いや. そんなことないとおもいますよ.
keiju> >
keiju> >『Bigfloatは抽象クラスっぽく扱いたい』
keiju> >って文脈に乗せればと言う事ですね。
keiju> 
keiju> すいません. こっちは新しい案です. Bigfloatは具象クラスです(__;;;

個々のインスタンスが精度を案ですね。

keiju> >keiju> >固定精度で、後二者を実装するのは
keiju> >keiju> >力仕事で可能ですが、
keiju> >keiju> >
keiju> >keiju> >	Middiamfloat
keiju> >keiju> >	Largefloat
keiju> >keiju> >	Hugefloat
keiju> >keiju> >	Bigfloat
keiju> >keiju> >
keiju> >keiju> >とかの固定長浮動小数を山のようにこしらえても、
keiju> >keiju> >ぜんぜん意味がない事に、やっと気づいた今日この頃です。	
keiju> >keiju> 
keiju> >keiju> ですね. Bigfloatが1つあればそれで十分です. 
keiju> >keiju> っていうとごとけんさんが泣いちゃうかな??
keiju> >
keiju> >というか、配列と同じ文法をつかう案をさしているのですか？
keiju> >インスタンスが精度を持っていれば、あの議論の前提が
keiju> >崩れると思うのですが。
keiju> >（他のスレッドにもあった気がするな、、思い出せない）
keiju> 
keiju> ですね. こっちも新しい案です.

ふむふむ

keiju> >keiju> でも, 幾つか条件がありまして
keiju> >keiju> 
keiju> >keiju> 1. Bigfloatは単一クラス
keiju> >keiju> 2. 精度はインスタンスが持つ
keiju> >keiju> 3. BASEは2(Floatとの変換誤差をなくす)
keiju> >keiju> 4. Bigfloatを組み込みクラスにする
keiju> >keiju> 5. 1.0000000000000000000000000000009, 
keiju> >keiju>    1e999とかいうリテラルはBigfloatにする.
keiju> >keiju> 
keiju> >keiju> などですかね. 4/5はRuby本体の問題になります.
keiju> >
keiju> >そこまで考えます？
keiju> >、、そうですね、
keiju> 
keiju> うーん. 5を実装するのに本体に手を入れなくてもOKなら平気だと思うんです
keiju> が. でも, ちゃんとしたBigfloatなら組み込まれていてもいいと思うんですけ
keiju> どね.

『ちゃんとしたBigfloat』ならですね ^^;;;;

ただ、数値演算プロセッサの恩恵に預れないので、
効率はFloat の 1/100 程度でないかと思います。
＃もちろん「ちゃんとした」が速度の事でないのは判ります。;)

keiju> >ところで、『計算後の精度』の問題が片付いてませんが、
keiju> >どういうポリシーでいきましょうか？
keiju> >＃ Mathematica をなぞるのかなぁ、、
keiju> 
keiju> うーん. 全く同じだと大変かも. 
keiju> もうちょっと簡易的でも良いかも知れませんね.
keiju> 
keiju> # ここもごとけんさんのレポート待ちと(^^;;;

そうですね。何を残して何を削るかは、
基本骨格は、一人の人の案でないと
何したかったか判らなくなりがちですから、 ^^;;;

keiju> >keiju> # Mathematicaのモデルを気に入っているみたいなので(^^;;;
keiju> >より Mathematicaのモデル を推し進めると、
keiju> >
keiju> > + PI を数値にしないでおく
keiju> > + 式木をそのままの表現で持つ
keiju> > + 式木の畳み込みを行なう（交換則あり）
keiju> >
keiju> >などのパターンマッチング的な数式表現に至ると思います。
keiju> >＃ lisp の if 関数の第一引数の評価と似た概念です
keiju> >乱暴に言うと、 Rational は÷に対する式木の
keiju> >評価遅延と言えない事もないです。
keiju> >評価してない式に誤差はないので、(^^)
keiju> >極限の精度が実現できるはずです。;-p
keiju> 
keiju> >僕は始めのころ、Ruby の { 式 } はそういう性質を持っている
keiju> >と思い込んでいました。（Hash ぢゃないです、ラムダ式的な方）
keiju> 
keiju> これ使ってもある程度はいけると思いますけどね.

式木に手を付けると、いろいろ問題がでそうなので、
この案は、変更が必要そうです。((ボ) かも、、)
単に クラス で良いのかも。。でも reader と連係したいなぁ。。

keiju> >これは既に Bigfloat の議論を逸脱してますが。。。
keiju> 
keiju> ですね... ここまで来ると... いいたいことは非常に分かりますが, 
keiju> 一緒に議論すると実現が遅くなりそう(^^;;;

そうですね。
Ruby 4 か Ruby 5 なのかも(をぃをぃ)
Bigfloat とは独立のアイディアですし、
こちらは、じっくり考えてみます。

keiju> >keiju> でも, coerceのところを工夫するだけで良いので
keiju> >keiju> 基本的にはえぐちさんのBigfloatの考え方で問題無しです.
keiju> >keiju> # でも, どちらにしてもここまで来るとRuby-2.0のはなしですね.
keiju> >
keiju> >いえ今考えると、入口から Ruby2 でした ^^;;;;
keiju> 
keiju> Bigfloatだけならそうでもないんでしょうけどね....

暗黙型変換／精度議論の微妙な部分に Bigfloat は位置しているので、
充分な考えがなく、ruby に取り込む事が出来ない、と言う点で言えば、
Ruby2 の目玉かと、、、 ;-)
＃単体のクラスが精度の仕組みを支配するわけではないですけど ^^;;;
	えぐち