[ruby-dev:6050] Re: Subseq of Array

青山です。

Sat, Mar 06, 1999 at 11:11:47PM +0900 において
Tadayoshi Funaba さん曰く:

> んー、僕は違和感あるなあ。どうして必要だとしても、もっと明示的にしたい
> 気分です。Haskell のリストからの連想だけど、10,9..1 とかできれば、逆順
> もできるし、step 相当の表現もできるなあとは、以前考えていたんだけど、
> Ruby の Range としては構文的にもツラそう。

いえ、10, 9..1 の場合は 10 と 9..1 で、Range オブジェクトは 9..1 だけ
です。リストの概念を導入しようという提案ではありません。従って、構文に
関しての変更はありません。

> それはさておき、どうせ  upto という前堤をなくしちゃうんなら、step を基
> 本にして、Range.new(first,last) を Range.new(first,last,next=first+1)
> か Range.new(first,last,step=1) にしちゃう考えもあってよいと思うけど、

これは便利かもしれませんね。ただ、a..b で生成する場合は step のスマー
トな指定が困難そうですから、少なくとも .. での生成時は upto, downto が
せいぜいといった所でしょうか。

または、step を前提として、.. での生成時は step の絶対値を 1 とすると
いう手はありかもしれません。

> upto のように一方向に決っているものとそうでないものとでは結構違うので、
> キビシイかな。

方向に関しては小さい方から大きい方へという事で一方向に決められるはずで
す。(逆方向の指定をするとエラーが出せるという事は、方向は判定可能とい
う事ですよね。)

> # 勝手に読みかえるのはちょっとイヤ

これは次の部分に関してのコメントでしょうか。

ruby-dev:6045
> それと、Array に対する [] の中では負数は last-n の略であるという例外を
> 設けると [][0..-1] もとりあえず言い訳が成立ちそうな気もします。

ここはつらいところなのですが、[][0..-1] という記述方法を残してかつ
Range との整合を取るには手軽な言い訳かなと思いましたもので。(例を書こ
うとして気が付きましたが、last-n ではなく size-n ですね)

こんな感じです。

[1,2,3][-1]     # ==> [1,2,3][size-1]             # ==> [1,2,3][2]
[1,2,3][-2]     # ==> [1,2,3][size-2]             # ==> [1,2,3][1]
[1,2,3][0..-1]  # ==> [1,2,3][0..(size-1)]        # ==> [1,2,3][0..2]
[1,2,3][0..-2]  # ==> [1,2,3][0..(size-2)]        # ==> [1,2,3][0..1]
[1,2,3][-2..-1] # ==> [1,2,3][(size-2)..(size-1)] # ==> [1,2,3][1..2]


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青山 和光 Wakou Aoyama <[e-mail]>