[ruby-dev:6135] Re: Thread#kill

福間@福岡 です。

記事 <[e-mail]> において、
Shugo Maeda <[e-mail]> さんは書きました :

> ここでボクが自殺/他殺と言っているのは、カレントスレッドを終了させる
> のが自殺で、他のスレッドを終了させるのが他殺という意味合いです。

なるほど、了解です。

> > Thread::kill は 本人には何も告げずに背後から迫ってきていきなりひと刺し
> > だから 他殺。
> 
> Thread#exitも実質的にはそうですね。
> # 内部的には同じものを呼んでいるので。

最終的にやってることは同じでも、イメージとしてはなんとなくビミョーに
違うかなと。

  STDOUT.print("foo")

と

  "foo".display(STDOUT)

の違いというか。

# わたしの感覚としては
#  Thread::kill  殺す
#  Thread::exit  死ぬ
#  Thread#exit   死なす
# くらいかな…

# Object#display は オブジェクトを表示する じゃなくて
#                   オブジェクト_に_(自分自身を)表示(するという動作を)させる
# Array#sort は 配列を整列する じゃなくて 配列_に_整列させる
# なんだと思ってたり。
# 英語の意味からすると変な解釈なんでしょうけど(^^;

> だからほんとはあまりkillは使うべきではないと思っています。
> Abortとかいう例外を適当に定義して、それをスレッドに送って、終了処理
> はそのスレッドに任せる、といった方法の方がよいかな、と。

これはそのとおりだと思います。Thread::kill とか Thread#exit を使わざるを
えない状況ってのは、kill(1) を(名前本来の目的で)使うのと同じようなもの
でしょうから。その前にちゃんとした終了手段を用意するのが賢いやり方。

# まあkillするのが「正規の終了手段」である場合も多々ありますが

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 Yasuhiro Fukuma (福間 康弘) as Yasu.F @ Kitakyushu.Fukuoka.Japan
 Web site: http://www8.big.or.jp/~yasuf/
 “君の主人公は君だ。”