[ruby-dev:5006] Re: man Precision

けいじゅ＠日本ラショナルソフトウェアです.

一晩経っているうちにどんどんリプライすべきメイルが... 何か指数関数的に
メイルの数が増えていませんか??

In [ruby-dev :4946 ] the message: "[ruby-dev:4946] Re: man Precision
", on Feb/10 03:43(JST) GOTO Kentaro writes:

>ごとけんです
>4時間席を外していたら議論がめっちゃ進んでる… (@_@)

ごめんなさい. メイルバッチモードなので(^^;;;

# 今回もそうですが...

# とはいっても, 今夜から月曜までちょっと遠いところにいきますので多分返
# 事はできないと思います...

# 返ってきた時が恐いな(^^;;;;

>これが仕事ならどこぞの旅費で集まって直接討論するとこなんですが…

そうですね. メイルではちょっと限界が...

# そういえば最初のcoerceは, 松本氏との合宿中にできたような(^^;;;

>>>もちろん．ただし Matrix#prec と Precision#prec は
>>>利用者の簡便(?)のために名前を揃えることはよいとは思いますが，
>>>実装は全然違うはずで，下で確認するように仕様にしても引数に
>>>どのクラスをもってこれるかが違います．
>>
>>>>  Matrix[[1,2],[2,3]].prec(Complex)
>>
>>>Complex{Rational} みたいにパラメータつきのクラスがあれば，
>>>完全に上の例は容認できます．さもなくば prec なのに実際の
>>>(各要素 real と image の)精度が不定になるので反対です．
>>
>>Complex自身精度を持っていないので良いのでは? つまり, 元々の精度が保持
>>されているということで.
>>
>># coerceの新しい案ではなくてはならないものなのでOKして欲しいような...
>
># 最後の口説きの部分の意味がとれてないのですが(汗;
># あ，[ruby-dev:4927] のことですか…複雑なのであとで返事します．

この案は撤回しますです.

>つまり prec(Complex) という idiom はレシーバーが
>コンテナっぽい複合数値なら，その各要素の精度を
>保持したままの Complex にするということですね．
>Matrix[[1,2i],[2.0,2/3+3.0i]].prec(Complex) 
>#=> Matrix[[1+0i,0+2i],[2.0+0i,2/3+3.0i]]
>
>うーん，悩ましいな．Precision#prec は精度を確定させる
>ことに意味がありますが，この prec(Complex) は精度は
>確定させないのですね．それならば Matrix に collect
>みたいな project でも用意して
>Matrix[[1,2i],[2.0,2/3+3.0i]].preject{|elem| elem.prec(Complex)}
>の方が筋が通っていると思うのですが，キツ過ぎる??

えーと. MatrixやComlexが配列上になっているというのは, 実装上の理由なの
で(Complexなどは極座標表現だってありですよね), イテレータはちょっと違
うのでは? というイメージがあります.

でも, Matrix側で要素を別のクラス(空間)に写像するというメソッドがあるの
はよいと思っています. つまり,

  Matrix#elem_project(Complex)

みたいな感じ.

# 別メイルでprojectってのがありましたがこれはまた別ですね.

>もちろん， Float みたいに「精度をもった」引数が来る 
>Matrix#prec を用意することについては異論はありませんが，
>やはり， Precision#prec ではないので， Precision を 
>Matrix がインクルードすることは認めたくないですし，
>これは Complex についてもそう思います．

うーん. そうですか... 

もともと, 演算を遂行するための仕組みとして使いたいというやぶさかな思い
から来ていますから無理がありますかね.

でも, そうすると, precというプロトコルが浮いてしまいますね...

今のPrecisionをPrecisionを持ちかつ提供するクラスとして, Precisionの恩
恵を受けるモジュール(名前が思いつかない)というのも用意するというのはあ
りかな?

>いいえ，違います．上で Integer <-> Float <-> Rational
>		       |---- 精度を持つクラス ------|
>とかかれた部分だけに Precision をインクルードすることを
>許すという意味です．

了解.

>>>そのために，例外を起こすだけの Precision#induced_from を
>>>定義してたりします．つまり，Precision#prec をもつなら 
>>>induced_from を再定義し実装せよ，即ち「< Precision」を
>>>名乗る以上は他のクラスからの変換要求に応えよ，ということです．
>>
>>純粋抽象(仮想)関数なわけですね. 
>># そういえば, Rubyにはそういうものがないなあ...
>
>そうですね．でも僕は仮想関数ってあんまりよく知らないんで
>恩恵が分からないんですけど (^^;;

仮想関数はRubyの通常のメソッドですね. 純粋仮想関数は実装のないメソッド
でサブクラスで同名のメソッドを実装しないとコンパイル時にチェックしてく
れるというものです. C++/Javaとかは宣言ベースであるけどRubyにはないなっ
てことでした. 

>>>うえのココロを受け入れてもらえるなら
>>>
>>>module Precision
>>>  def prec(klass)
>>>    raise klass < Precision
>訂正: ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
>      raise unless klass < Precision
>>>    klass.induced_from(self)
>>>  end
>>>end
>>

>というわけで再度確認なんですが，
>Precision をインクルードすることは上のように
>相互に交換可能なものに限るという前提のもとで 
>Precision#prec に raise unless klass < Precision という
>判断部分を加えるのはいかがですか??

目的さえわかっていればいいので, そこまでいらないんじゃない? ってのが私
の意見でした. たぶん,

>>>    klass.induced_from(self)

を呼び出した段階でエラーが出るでしょ?

といいたいところでしたが, 適切なエラーメッセージを出すためには, その方
が良いかなと思います.

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................................石塚 圭樹＠日本ラショナルソフトェア...
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