[ruby-dev:11130] Re: proc{|a|}.arity

まつもと ゆきひろです

In message "[ruby-dev:11123] Re: proc{|a|}.arity"
    on 00/10/04, Yasushi Shoji <[e-mail]> writes:

|>   proc{|a| p a}.call(1,2,3) # => [1,2,3]
|> 
|> ですから1は正しくないように感じます。
|
|proc object の引き数は 1で
|callの引き数のかずが、-1みたく見えるんですが‥。
|
|array objectが一個ね。

ちょっと良く分かりませんでした。callのarityは確かに-1ですが、
それは直接は関係ない話ですよね。ブロックパラメータで引数が1
つだけということを指定したい場合には |a,| とします。

|>   proc{|a| p a}.call()      # => nil
|> 
|> ですから -2 ではなく -1 ではないかという疑問を持つ方もいらっ
|> しゃって当然だと思います。
|
|こっちも、call()が、procに nilを渡してると読めるなら
|proc object 自体は 1で
|call が -1
|
|かなぁ‥‥

そう読んじゃダメです。arityはcallによって決まるのではなく、
procそのものの性質であるはずだからです。

この場合、call()はprocに「0個の引数」を渡してるんです。ブロッ
クパラメータが |a| つまり変数ひとつだった場合には、渡された
引数の数により

  0個      nil
  1個     その引数
  2個以上 引数の配列

を代入します。
                                まつもと ゆきひろ /:|)