From: matz@... (Yukihiro Matsumoto) Date: 2000-11-08T01:10:53+09:00 Subject: [ruby-dev:11415] Re: Ruby I18N まつもと ゆきひろです In message "[ruby-dev:11405] Re: Ruby I18N" on 00/11/07, nagai@ai.kyutech.ac.jp writes: |一つの言語の中でのグリフの違いであれば妥協しますし納得もします. |しかし,二つの文字が属する言語が異なるなら,それらは異なる存在であり, |グリフが「通常は全く同じもの」ならまだしも, |「似ている」ということで一つにまとめるのは行うべきでないと考えます. この根拠は「違う言語だから」ということで |ところが,二つ以上の言語の間で統合することは, |極端な話,誤字の受け入れを強いられていることであり, |言語文化的な独自性の放棄を要求されていることにならないでしょうか. ということなんですね。で、プレーンテキストのレベルで「正しい」 必要があるわけですね。で、それは文化的強制であるからと。 ま、わかります。 |ちなみに「骨」という文字の統合というのは, |「ロシア語の『Я』と『R』とは似てるから統合しましょ」と |言ってるようなものではないかと感じます. さすがのUnicodeもそこまではしてないですよね。ま、ダブルスタ ンダードな部分があるのは確かですが。 簡体字とかここ何十年かのような気がしますし、グリフもそれほど 安定したものではないように思いますが、Unicodeがそれを行うの は僭越であるというのも分かる気がします。が、文化っちゅーのは いろんな要素で変化したりするものなんで、Unicodeが世界的な文 化統合を引き起こすってのもありえる未来かなとも思っちゃってま す。文化統合でなく文化破壊かもしれませんが。 |このような状態のものは受け入れがたいというのが私の気持ちです. となると、どういう状態のものならば受け入れられますか? ISO 2022? 変化する前の ISO 10464? それを現実にするためにはどうしたら良いと思いますか? 私はRubyはその理想の邪魔になるものにはなりたくないと思ってま すし、むしろ支援したいと思ってますが、今のままでは現実問題と してプレーンテキストではグリフの違いを表現できない(永井さん には受け入れがたい)文字コード系しか複数言語(スクリプトと呼ん だ方が良いんですかね)を扱えるものがない世界が来ることを避け られないように思ってます。 まつもと ゆきひろ /:|)