[ruby-dev:11613] Dir.glob on win32

金子と申します。

mswin32版 ruby 1.6.1 を使用しています。
mswin32版ではコマンドラインのワイルドカード展開を Dir.glob を
使って自前で行っているようですが、a.txt、B.TXT の２つのファイル
があるとき、

  C:\>ruby foo.rb *.txt

で a.txt しかマッチしません。

Dir.glob をキーワードに過去の発言を検索すると[ruby-list:16933]に
fnmatch に関する以下のわたなべさんの発言がありました。

> 面倒だ作っちまえってことで作りました.
> in.coming/fnmatch.tar.gz
> FNM_NOCASE と DOSISH もとりあえず考えてるところが特徴.
> NOCASE は DOSISH だと欲しい機能のような気がして.
> Dir.iglob でどうでしょう?(1.5 でね).

iglob という名前が出てますが、mswin32 では上記のコマンドライン
引数の展開のからみもあり、できれば無条件で NOCASE にして欲しい
と思います。いかがでしょうか。

# 以下の patch では Cygwin については特に意識していません。
# どういう扱いがよいか自分では判断できないためです。


--- dir.c.orig	Mon Sep 25 17:04:56 2000
+++ dir.c	Sun Nov 19 23:11:58 2000
@@ -617,7 +617,11 @@ rb_glob(path, func, arg)
 		    free(buf);
 		    continue;
 		}
-		if (fnmatch(magic, dp->d_name, FNM_PERIOD|FNM_PATHNAME) == 0) {
+		if (fnmatch(magic, dp->d_name, FNM_PERIOD|FNM_PATHNAME
+#if defined(MSDOS) || defined(_WIN32)
+			|FNM_NOCASE
+#endif
+			) == 0) {
 		    buf = ALLOC_N(char, strlen(base)+NAMLEN(dp)+2);
 		    sprintf(buf, "%s%s%s", base, (BASE)?"/":"", dp->d_name);
 		    if (!m) {


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金子 尚史 (KANEKO Naoshi)
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