[ruby-dev:11430] Re: Ruby I18N

たけ(tk)です。

[e-mail] (Yukihiro Matsumoto) さん曰く:
》autodetectも悩ましい点ですよねえ。

　各種の文字コード系に対応した「文字コード型クラス」（今までの用語では
「処理モジュール」）のクラスメソッドとして、「このデータ扱えますか？（
acceptable?）」というメソッドを用意しておく。autodetect がしたい場合には、
クラスの一覧表をリストに登録しておいて、順番に「扱える？」と聞いて回るだ
け。

》|他にもきっとたくさんあるに違いない...
》
》「文字オブジェクトの必要性」を感じさせてくれる説得メールを待っ
》てます。;-)

　文字オブジェクトいらない派に転向しました。理由は次のとおり。

（１）文字コードを扱う場合には、「普通は」特定の文字コード系の中での処理
になる。Fixnum で十分である場合が多い。

（２）オブジェクトにすると、サイズ・処理時間・簡便さのすべてにおいて、不
利になる。

（３）完全な形での「文字」が欲しいのであれば、「一文字長の文字列」を取り
出して扱えばよい。文字列に配列としての要素など、余分な機能があるが、使わ
なければいいだけのこと。不足しているものはないはず。

（４）文字オブジェクトを別に作ったとしても、ほとんど「一文字長の文字列」
と同じような構成・機能となると思う。

（５）文字列と文字との関係は、集合と要素との関係ではなく、集合と部分集合
の関係でとらえることが出来る。（集合と要素とは基本的にまったく別の性質を
有するもの。集合と部分集合とは基本的に同じ性質を有するもの）。

たけ(tk)＝熊谷秀武