[ruby-list:24201] Re: FreeBSD ports

At Tue, 15 Aug 2000 01:27:39 +0900,
Takahiro Kambe <[e-mail]> wrote:
> > つまり、ユーザが手作業で入れる場合と同じ /usr/local にインストール
> > するようになっているわけです。(ユーザの裁量扱い)
> デフォルトはそうですが、基本的にはLOCALBASEの変更で、ユーザの方針に従っ
> た異なるディレクトリにインストールしても構わないわけですし、そういうこ
> とができる様になっているべきではありませんか。

　いや、インストールできるようになっているべきですし、実際に
インストール自体はできますけど、本件は ports から入れた Ruby
モジュールをユーザが入れた Ruby 本体から使いたいという話なので
ちょっと特殊です。


　ユーザが普通に手でインストールした Ruby は

	/usr/local/lib/ruby/site_ruby/1.4/i386-freebsdelf4.0
	/usr/local/lib/ruby/site_ruby/1.4
	/usr/local/lib/ruby/site_ruby
	/usr/local/lib/ruby/1.4/i386-freebsdelf4.0
	/usr/local/lib/ruby/1.4
	.

しか見てくれないので、鳩の巣原理によって

・標準添付モジュール
・ports からの追加モジュール
・ユーザが自分で追加するモジュール

のどれか二つはぶつかってしまいます。 :(


　もし三つをそれぞれ分けたいのであれば、例えば

	/usr/local/lib/ruby/user_ruby/1.4/i386-freebsdelf4.0
	/usr/local/lib/ruby/user_ruby/1.4
	/usr/local/lib/ruby/user_ruby
	/usr/local/lib/ruby/site_ruby/1.4/i386-freebsdelf4.0
	/usr/local/lib/ruby/site_ruby/1.4
	/usr/local/lib/ruby/site_ruby
	/usr/local/lib/ruby/1.4/i386-freebsdelf4.0
	/usr/local/lib/ruby/1.4
	.

を見るようにいじったものをインストールして、 user_ruby 以下は
自分で管理するようにすればいいですね。

　Ruby の port もそういう風にした方がいいかな。。

　いや、どうせやるなら、 user_ruby ではなく ports が使うための
pkg_ruby というのを作り、 site_ruby はユーザに取っておく、という
方が美しいなあ。

　それには、 mkmf.rb や rbconfig.rb も少しいじって extconf.rb が
生成する Makefile が install と site-install の他に pkg-install
ターゲットを持つようにしてやれば、 Ruby モジュールの ports は
あまりいじらなくて済みますね。

　で、ユーザが手で入れるときも、それらのパッチを当ててから入れる
ようにしてもらえば完璧。


　・・・なんていうのはどうでしょう？

		*		*		*

　余談ですが、そういうときにちょっとお勧めなのがマイ port を
作ることです。例えば Ruby の CVS 開発版を port にしたければ、
オリジナルの lang/ruby を元に、

[...]
# ダウンロードしてこない
DISTFILES=	# none

# WRKSRC を設定
WRKSRC=	${WRKDIR}/ruby
[...]

# CVS 作業ディレクトリからソースをまるごとコピー
do-extract:
	${TAR} cf - /home/foo/work/ruby | ${TAR} xf - -C ${WRKDIR}

[...]

のような変更を加えれば、あとは pkg/PLIST が食い違っていたり
patch が素直に当たらなかったりするのを直せば完成。 :)

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