[ruby-dev:40526] cloneしたクラスのsuperの挙動がおかしい

ささださん(?)

前田です。

Yehuda Katzから聞いたのですが、cloneしたクラスのインスタンスに対して
メソッドを呼び出したときのsuperの挙動がおかしいようです。
たとえば、

class MockController
  def url_for(options)
    super(options)
  end
end

module ActualUrlFor
  def url_for(options)
    options.values.join("/")
  end
end

klass = MockController.clone
klass.class_eval { include ActualUrlFor }
p klass.new.url_for(:controller => "omg", :action => "omgomg")

というプログラムを実行すると、以下のような例外が発生します。

$ ruby-trunk -v test.rb
ruby 1.9.2dev (2010-03-01 trunk 26788) [i686-linux]
test.rb:3:in `url_for': super: no superclass method `new' for
#<#<Class:0x00000100865000>:0x00000100864f10> (NoMethodError)
 from testing.rb:15:in `<main>'

どうも、vm_search_superclass()でcloneされたメソッドについて

* ip != ip->local_iseqが真なので、Module#define_methodで定義されたメソッドのように扱われる
  (local_iseqがclone元のメソッドのiseqを指しているため)
* ip->klassがclone元のクラスを指しているため、後からclone先のクラスにインクルードしたモジュール
  が探索されない

という2つの問題があるために、上記のような例外が発生してしまうようです。

添付のパッチで上記の例は動くようになりましたが、この修正で問題ないでしょうか。
# rb_iseq_clone()でまとめてコピーしているrb_iseq_tの他のメンバについて問題が
# ないかどうかも、ちょっと気になります。

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Shugo Maeda