[ruby-dev:31415] Re: simultaneous exceptions dump core

　ささだです。

Yusuke ENDOH wrote:
> - 今回の件はマルチスレッド化に関する影響でしょうか。

　1.8 以前もマルチスレッド（ユーザレベル）ですよ。ネイティブスレッド
化だとすると、GVL（Giant VM Lock）を利用している YARV では並列には動
かないので、ただの同期ミスな気がします。


>> (1) すでに対象スレッドに例外が投げられていた場合、ブロック
>> (2) すでに対象スレッドに例外が投げられていた場合、キューイング
>> (3) すでに対象スレッドに例外が投げられていた場合、例外
> 
> 「投げられていた」というのは、いつからいつまでのことでしょうか。
> 投げられた瞬間から、rescue か ensure された瞬間まで？

　rb_longjmp() が終わるまで、を考えていました。なので、対象スレッド
の raised_flag をチェックするようにしています。


> (4) すでに対象スレッドに例外が投げられていた場合、無視 (false でも返す？)
> 
> という選択肢もありでしょうか。
> raise で通信したいとか考えなければ適当でいい気もします。

　うーん、これ、いいのかな。たとえば timeout.rb を考えてみると、まさ
に通信したい、ということなのでまずいような気がします。

>> しかし、Ctrl+C の問題は解決しなさそうな気がする...。
> 
> 確かに最初のコードも Ctrl+C するとしばしば落ちますし、
> 以下でもしばしば落ちます (落ちないときもありますが) 。
> 
> $ ./ruby -ve '
> Thread.abort_on_exception = true
> loop do
>     begin
>         Thread.start(Thread.current) { raise }
>         raise
>     rescue
>     ensure
>     end
> end
> '

　簡単に再現できました。どうもありがとうございます。

　スレッドの終了処理が甘いのかなあ。

-- 
// SASADA Koichi at atdot dot net