[ruby-list:34678] Re: 安心できる Marshal と、 Ruby バージョンの検査法

新井です。

In message "[ruby-list:34676] 安心できる Marshalと、 Ruby バージョンの検査法"
  on 31 Mar 2002 01:15:53 +0900,
  MALTA Koji <[e-mail]> wrote:
>  丸田と申します。
> 
> (1)
>  「安心できないMarshalのバグ」が修正されたRubyのバージョンはいくつでしょ
> うか？

1.6.7 では？(^^;

<http://www.ruby-lang.org/ja/man-1.6/?cmd=view;name=ruby+1.6+feature>

を読み返すと、

1.6.7 Marshal.load にバグあり(Marshal のフォーマットとは関係ない)
1.6.3 Float をダンプしたときの精度が変わった。
      Bignum の dump -> load が元に戻らない

となっています。他にも特異クラス関係で変化(バグ修正)があった
ような覚えがあります。ダンプフォーマットの履歴は独立してマニュ
アルに用意した方が良さそうですね。しばし時間をください頑張っ
てみようと思います。

ちなみに、ruby リリース版の各ダンプフォーマットのバージョンは、

for i in 1 2 3 4 5 6 7
do
   ruby-1.6.$i -e 'p [RUBY_VERSION, Marshal.dump(true).unpack("CC").join(".")]'
done

["1.6.1", "4.4"]
["1.6.2", "4.5"]
["1.6.3", "4.5"]
["1.6.4", "4.5"]
["1.6.5", "4.6"]
["1.6.6", "4.6"]
["1.6.7", "4.6"]

となっているようです。これを単純に信じれば、1.6.5 以降となる
のでしょうか？(もうちょっと調べた方がよいでしょうけど)。なお、
現在のバージョン 1.7 では、

["1.7.2", "4.7"]

です。

> (2)
>  Rubyのバージョンチェックを、RUBY_VERSIONの特異メソッドによって行なう
> というのはどうでしょうか？
> 
>  RUBYバージョンの検査方法として、だいぶ前の記事[ruby-list:5653]にて、
> 
> > なんか VERSION >= "1.1" ってのが一般的みたいです．
> 
> とあるのですが、これですと、1.6.5が1.6.12よりも新しくなってしまいます。

TEENY番号が 2 桁にならないことは約束されています。
メソッドがあった方がより良いような気はしますね。

--
新井康司 (Koji Arai)