[ruby-list:34676] 安心できる Marshal と、 Ruby バージョンの検査法

 丸田と申します。

(1)
 「安心できないMarshalのバグ」が修正されたRubyのバージョンはいくつでしょ
うか？

 [ruby-list:34545]にて、まつもとさんが「Marshalは、1.6の最中にバグによ
り『読めるべきなのに読めない』状態にあった」と言われています。
 たしかに、以前これと思われる症状でかなりハマったことがあるので、
Marshallを使うスクリプト内で、Rubyのバージョンチェックを行なおうと思い
ますが、安心してMarshalを使えるRubyのバージョンが判りませんでした。


(2)
 Rubyのバージョンチェックを、RUBY_VERSIONの特異メソッドによって行なう
というのはどうでしょうか？

 RUBYバージョンの検査方法として、だいぶ前の記事[ruby-list:5653]にて、

> なんか VERSION >= "1.1" ってのが一般的みたいです．

とあるのですが、これですと、1.6.5が1.6.12よりも新しくなってしまいます。

また、

> # Perlみたいに require 1.1 とかするかなあ．

ともあるのですが、これはやはり乱れる方向かなという気がします。

 上記を踏まえて、次のようなメソッドが標準でRUBY_VERSIONに実装されてい
ると良いのではないかと思ったのですが、いかがでしょう？

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def RUBY_VERSION.newerThan? (version)
  rv = version.split (/\./)
  cv = self.split (/\./)
  rv.each {|r|
    next if r == (c = cv.shift)
    return r.to_i < c.to_i
  }
  true
end
				  △

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 MALTA Koji/丸田 康司                                    Tokyo, Japan