[ruby-list:23462] Re: persistent framework (Re: dump a single object)

石橋"rubyholic"秀仁です。
まつもとさん、御指摘ありがとうございます。

From: [e-mail] (Yukihiro Matsumoto)
Subject: [ruby-list:23447] Re: persistent framework (Re: dump a single object)

> まつもと ゆきひろです

お答え：
> FixnumとSymbolとtrueとfalseとnilにはIdentityがないと言えない
> ことはないですが、一応すべてのRubyオブジェクトにはIdentityが
> あると考えても良いと私は考えています。

お答え：
> Object#typeで得られる情報は特異メソッドの情報を含みません。
> 特異メソッドの情報を(プロセスを越えて)持ち出す方法はありませ
> ん。

なるほど。わかりました。自信がなかったのですが、確信できました。

> |というわけで、中心課題は、
> |  「インスタンス変数を個別に直列化するには？」
> |です。
> 
> instanve_variablesを使えばそのオブジェクトのインスタンス変数
> の一覧が得られますから、それをひとつずつシリアライズすれば良
> いと思います。で、インスタンス変数以外の情報を持つクラスにつ
> いては個別にdump/loadメソッドを用意するしかないでしょうね。

なるほどです。ただ「特異」になっちゃうのはちょっと不満ではあります。

御指摘を参考に整理します。

* フレームワーク側が提供すべきは、インスタンス変数以外の情報を
  持つ組込みクラスなどへの、デフォルトの dump/load メソッドです。
* アプリケーションは普通これらのメソッドを用意する必要はなく、
  意識せずに永続化が利用できます。
* たぶん咳さんの RefMarshal でよいだろう。

で、いままで書かなかったのですが、次のような方法を考えています。

* 永続化オブジェクトの実体管理は Virtual Proxy 方式。
* トランザクション管理は {new,old,delete}-{clean,dirty} キャッシュ方式。
* メタデータ方式 (Object#instance_variables. Rubyならではの簡単さ)

# "Applying UML" (実践UML) の 38 章を参考にしています。
# で、参考文献として "A System of Patterns" が紹介されてます。
# Ruby 本でも。この本、永続化フレームワークの参考になりますか？ > ALL

この方針でやってみようと思います。
御指摘ありがとうございました。

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Hideto "rubyholic" ISHIBASHI  http://www.rr.iij4u.or.jp/~hideto-i/
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