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石橋秀仁です。

> そもそも「dup論議」は、RubyのStringの特殊性に起因するようです。
>   「Stringの変更権問題」を解決して、String#dupを使わない
> というのが結論ではないでしょうか？

> また、String#freezeを使って文字列を管理するなら、
>   非破壊的メソッドは不要
> ですね。

と言いつつ、自分では破壊的メソッドを使ったことのない人間としては、
  非破壊的メソッドしか使わない、だからString#dupは不要
というのを推進します。(べつのメールでも書きましたが)

# 自分のスタイルは勝手だが、他人に強制しないで、というのがポイント。


それと、一連の議論で出てきた問題発言に、まとめてツッコミ。
 「状態を保存」したければ`Memento'パターンを、
 「変更を通知」したければ`Observer'パターンを、
 「操作を限定」したければ`Proxy'パターンを
使いましょう。悪い意味で「職人芸」を発揮したり、言語にローカルな
「小技」で対処したりしないで。というのは余計なお世話だったり。

# てのは、真紀さんのＣマガ「ローテク講座」の受け売りだったり。


もう一度確認したいのが、「渡すときにdupする」というフレーズの文脈です。
「dupする人」と「考え方」による４パターン。

 ``1 渡される側,, ``2 渡す側,, ``a 安全重視,, ``b dupして当然,,

 1a メソッドが、渡されたString引数を壊さないようにdupする
 1b 渡されたものがdupされたStringだと期待できないからdup

 2a 渡す側が、String引数を勝手に壊されないようにdupする
 2b 使いたいメソッドが内部的にdupすることを期待できないから、渡す前にdup

ここで問題なのが、`b'グループの考え方です。これは「dupして当然」を
基本に、どちらがdupするかを問題にしています。なぜこれが問題になるかと
いうと、自分で両者を同時に管理できないからでしょう。ずっと、他人が
作ったメソッドを使うときや、他人に自分のメソッドを使わせるときなどの
話をしていたわけで、自分で両方やる場合の話をしていたわけではない。

# 自分で作るとしても結局は同じこと。三ヶ月前の自分は他人なので。

よくない言葉を使えば、信用できない奴に使わせなきゃいけないとか、
信用できない奴のコードを使わなきゃいけない、という話です。
こんなに疑心暗鬼では、精神衛生上よろしくない。オシゴトっぽい。
幸せじゃない。Rubyらしくない。

で、ぼくは、「みんな」で管理しましょう、と言いたい。使う側だけや、
使わせる側だけに責任を負わせるよりも、みんなで少しずつ負担しましょう。
たくさんの``eye ball(C)Linus''でバグを見つけましょう。ということ。

# 日本的民主主義ってそういうもんでは。みんなで責任とりましょう。
# でも誰がミスったかバレてしまう仕組みがConstantStringだったり。

バグなんて、あって当然。バグを無くすことに血道を上げるより、すぐに
見つけて直せるようにする仕組みを作ることが大事。バグが出ても慌てず、
騒がず、ゆっくりバグと戯れるくらいの心のゆとりが大切。

# てのは、藤原博文さんの『Ｃプログラミング専門過程』などの受け売りだったり。

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「パクらせれば日本で三番目！」
Hideto "小室哲哉とつんくにはぜったい勝てん" ISHIBASHI 名誉ダンスマン

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