[ruby-list:21288] Re: 引数コピーとオブジェクト指向

いわおかです。

僕自身はプログラミングは専門じゃないし、OO にも精通しているとは思っ
てませんが、

In message <[e-mail]>
	[e-mail] writes:
> class Perosn
>   def initialize(name)
>     @name = name
>   end
> end
> 
> というコードがあり
> 
> name = 'John'
> john = Person.new (name)
> 
> とすると、オブジェクト 'John' に対してこのコード(クラスの外側)の中では
> name という窓が、クラスの内側では @name という窓が開かれています。この
> 外側への窓をクラス Person では閉じることができないので、外側の窓経由で
> 
> name.sub! (/.*/, 'Paul')
> 
> などすると、@name が指すものを「引っ掻き回す」ことができるわけですが、

この例をもって「引っ掻き回す」という感覚の方に違和感を覚えます。

この例で name と @name の指し示すオブジェクトの実体は一つであって、
name.sub! が変更しているのは、そのオブジェクトそのもので、@name が
指しているオブジェクトは変らず同じもの (内容が変わっていても) だか
らです。

> ここが「カプセル化」という言葉と違和感があるというだけです。「それでい

@name の指し示す先は変っていないので、つまり @name は変っていない
ので、別にいいのでは。

変な例かもしれませんが、C でいえば、あるアドレスに何か値が入ってい
て、そのアドレスを指すポインタが 2 つある場合、片方のポインタの操
作で値を変更しても、他方のポインタが保持しているアドレスが変化する
わけではないということと同じ感じじゃないでしょうか。

@name に name とは「別の」オブジェクトを指して欲しい場合に、dup す
ればよいのでは。

あるオブジェクトを変更するかどうかの裁量はプログラマに任されている
から、'!' の有無という 2 種類のメソッドが用意されているのではない
でしょうか。

僕も勉強したいので、上の考えの間違いを指摘していただけるとありがた
いです。

いわおか