From: Akinori MUSHA Date: 2006-11-08T00:37:12+09:00 Subject: [ruby-dev:29904] Re: 1.8 proposal of RUBY_PATCHLEVEL At Tue, 7 Nov 2006 22:23:36 +0900, Hidetoshi NAGAI wrote: > Ruby 自体にとって不可欠であるとは全く言えませんが, > 「代表的な Tcl/Tk 拡張まではサポート対象に含める」 > という方針上,Ruby/Tk にとっては不可欠な commit です.  従来の1.8系列の位置づけはそういうものですね。 > Tcl/Tk は古くから存在するものですが, > その開発が停止しているわけではありません. > Ruby/Tk の維持管理のためには,Tcl/Tk やその代表的拡張の > 機能向上への追随をやめるわけにはいきません. > この点は,外部のライブラリへの依存性があるような > Ruby の拡張ライブラリ一般で同様に言えることでしょう.  ここですが、 Ruby 1.8.X-pX 系列においては、外部ライブラリの 機能拡張・変更に追随する必要は基本的にないと思います。なぜなら、 仕様の安定した Ruby が要求されるシーンにおいては、依存する外部 ライブラリについても同様のポリシーが働くと考えるのが自然だから です。Tcl/Tk は上げてもいいけど Ruby はダメ、というような個別の ポリシーについては、サポート対象から外すのもやむを得ないのでは ないでしょうか。  例外として想定されるのは、ライブラリのベンダーがセキュリティ 修正において旧バージョン系列のサポートを打ち切ってしまったような 場合です。その際は Ruby 側もそれなりの対応が必要になるでしょうが、 Linux distro ベンダーの対応などを見つつ、ブランチメンテナと協議 して決める必要があると思います。 > 今回は Ruby/Tk 側の単なるバグの問題でしたが, > 1.8 系が活きている間,その上の Ruby/Tk を活かし続けるには, > こうした commit は必要なものと思います.  私は、そういう更新が許される、今まで通りの活発な安定版系列を 残したいと考えています。上位互換性については慎重に考慮しつつ、 機能追加等は積極的に行うといった方向性です。ほかにも、性能改善や 保守性向上のための変更もありうるでしょう。(その辺は明文化したい)  それらによるリスクよりも実用性に重きを置き、不具合等については 日頃のテストやデバッグ、定期的なマイナーリリースのQAプロセスの 中で潰す、というスタンスはありだと思います。  そして、ポリシーとともに掲げたいのが保守期間とその範囲です。 何年とかいう予測めいたものは実効性や意義に乏しいので、いい例は 「1.9 が出たら 1.8 ブランチの開発は終了」「2.0 が出るまでは 1.8.9-pX は保守される」などです。  そうした事柄をブランチごとに取り決めて守っていくことが、結果的 には利用者のみならず開発者の負担も軽くしてくれると思います。 > で,commit のタイミングは依存対象の更新に依存しますので > こちらの都合で時期を決められないのが辛いところです.(^_^;  仰ることはまさにその通りで、 Ruby が依存するプラットフォーム、 ライブラリ、規格といった外部環境やインターフェースといったものは、 Ruby 本体のリリースサイクルとは無関係に変化していくものです。  新しい環境への対応は次期メジャーバージョンのリリースまで待って ください、ただし一部仕様が変更されており、動作が安定するのもまだ 先です、というのでは、徐々に実用から遠ざけられてしまいそうです。 > まぁ,1.8 系の新しいバージョンが提供されなくなれば, > Ruby/Tk 部分固有 (他の部分とは独立の) のアップデートパッチ > のような形での更新提供とするしかないのでしょうね.  標準添付になったばかりに更新しにくい、というデメリットばかり 味わうのは悲しいので、メンテナのおすすめバージョンはちゃんと 公式に提供できるような形にしたいですね。 -- / /__ __ Akinori.org / MUSHA.org / ) ) ) ) / FreeBSD.org / Ruby-lang.org Akinori MUSHA aka / (_ / ( (__( @ iDaemons.org / and.or.jp "Different eyes see different things, Different hearts beat on different strings -- But there are times for you and me when all such things agree"