From: "knu (Akinori MUSHA)" Date: 2012-11-12T01:23:14+09:00 Subject: [ruby-dev:46482] [ruby-trunk - Feature #6643] io.seek(off, :end) Issue #6643 has been updated by knu (Akinori MUSHA). 今さらですが、すべて大文字のシンボルだけサポートすればいいのではないでしょうか。 seekのラッパーとか、IOライクなクラスの実装とかで揺れの許容が期待されるのは重荷になると思います。 こうしたコンベンションを他のメソッドにおける定数にも拡大していくことを考えるとなおさらです。 「Unix/Cの定数マクロをシンボル化する際は、大文字のまま。自明な場合は共通のプレフィックスを除く」というシンプルなルールに沿えば、trapにおけるシグナル名の扱いとも整合しますし、毎度:cur→:currentみたいな略語の展開など余計なことを考えなくて済みます。 ---------------------------------------- Feature #6643: io.seek(off, :end) https://bugs.ruby-lang.org/issues/6643#change-32781 Author: akr (Akira Tanaka) Status: Assigned Priority: Normal Assignee: akr (Akira Tanaka) Category: Target version: 2.0.0 IO#seek メソッドの whence 引数としてシンボルを受け付けるようにしませんか。 つまり、 io.seek(0, IO::SEEK_END) のかわりに io.seek(0, :end) とかけるようにする、ということです。 IO::SEEK_END と等価な指定として :end, IO::SEEK_CUR と等価な指定として :cur, IO::SEEK_SET と等価な指定として :set を 受け付けるようにします。 思い立ったきっかけとしては、 ひさしぶりに seek を使ったら、 io.seek(IO::SEEK_END) と書いてしまって、これは私の環境では IO::SEEK_END が 2 なので、 io.seek(2) つまり io.seek(2, IO::SEEK_SET) と解釈されてしまって、ちょっと悩んだためです。 もし同様な間違いをしてしまっても、IO::SEEK_END でなく :end と 書いたのであれば、 io.seek(:end) は can't convert Symbol into Integer (TypeError) となるので悩まなくて済んだのに、 と思いました。 なお、その間違いをしたのは私だけではないようで、検索すると http://jira.codehaus.org/browse/JRUBY-1897 http://rubyforge.org/pipermail/biocatalogue-developers/attachments/20100512/2eacb73c/attachment-0001.html というふたつの例が見つかります。 どうでしょうか。 -- http://bugs.ruby-lang.org/