From: Yusuke ENDOH Date: 2010-05-06T20:20:19+09:00 Subject: [ruby-dev:41187] Re: [Feature #3251] allow to unlock mutex locked by another thread 遠藤です。 2010年5月6日20:02 Tanaka Akira : > 2010年5月6日1:24 Yusuke Endoh : > >> 2 について、現状は Thread#raise には以下のような race が存在します。 >> >> t1: begin 節を実行している >> t2: t1.raise する >> t1: rescue/ensure 節の実行を開始する >> t3: t1.raise する >> t1: rescue/ensure 節が実行されないまま再度例外が発生する > >> これを、Thread#raise の前に Mutex#lock するというルールにすれば、 >> race を避けて使うことができるようになります。と思います。 > > なにか後始末が必要な処理があるとします。 > たとえば、open したものは close しないといけないとして、 > 以下のコードを考えます。 > > begin > f = open(filename) > ensure > f.close > end > > ここで、open が終了した後、f に代入する前にコンテキストスイッチが起こると > どうでしょうか。 > コンテキストスイッチの結果、他のスレッドが動いて、上記のコードを動かしている > スレッドを raise したとします。 > > そうすると、ensure 節が実行されるわけですが、close はできません。 > なんでかというと、open で生成した IO オブジェクトがどこにも > 記録されていないからです。 > > これは上記の Mutex#lock を使っても防げません。 > 一回しか Thread#raise していないからです。 Thread.raise を受け付けたらまずい期間は mutex をロックしておけ、という ことで解決できないでしょうか。 # Thread 1 begin m.synchronize do f = open(filename) end # ... ensure f.close if f m.unlock end # Thread 2 m.lock th.raise >> # ちなみにこの race はシグナルにも存在します > > POSIX シグナルでは、受け付けたシグナルは signal handler 内でマスクされるので、 > handler 内で再度そのシグナルで割り込まれる、という心配はありません。 いえ、そういう心配ではないです。 Ctrl+C を連打した場合、ensure の実行開始直後でもう一回 Interrupt が 発生してしまうと、ensure 節の中身が実行されない可能性があるのでは ないかという心配です。 # ちゃんとは確認してないのですが、ひょっとしたら何か対策されている? SIGINT が Interrupt 例外に自動変換されるのが問題なので、trap(:INT) など で自力で対策すれば問題なくなると思います。 ところで、Ruby レベルの trap が実行中にシグナルを受け取ったら、別の trap を実行してしまうことが (ささださんによると) あるらしいのですが、 まずいですかね。 -- Yusuke Endoh