[ruby-dev:18845] Re: Enumerable#zip

In article <[e-mail]>,
  Shugo Maeda <[e-mail]> writes:

> なるほど、Pythonはそういう感じなのですか。
> # ちなみに「CLU風味」というのはsyntaxがそれっぽいという以上の意味
> # はありませんでした。

Python でのリスト上の繰り返しは

>>> l = [1,2,3]
>>> for e in l:
...   print e
... 
1
2
3

と書くんですが、

>>> from __future__ import generators
>>> def list_elements(l):
...   for e in l:
...     yield e
... 

と定義すると、

>>> list_elements(l)
<generator object at 0x814ccd0>

というように、なにかオブジェクトを生成する関数になり、このオブジェクト
は

>>> g = list_elements(l)
>>> g.next()
1
>>> g.next()
2
>>> g.next()
3
>>> g.next()
Traceback (most recent call last):
  File "<stdin>", line 1, in ?
StopIteration

というようなひとつづつ next で進められるやつで、これを

>>> for e in list_elements(l):
...   print e
... 
1
2
3
>>>

というように for の in の所に書ける、というものです。なんかそのままで
すよね。

話をすこし戻して内部か外部かという話にすると、まぁ、Python はどちらか
ともいえませんよねぇ。内部イテレータなスタイルで書くこともできるし、外
部イテレータなスタイルで書くこともできて、呼び出し元と呼び出し先のスタ
イルは独立に選べるので。

> Satherのイテレータはまた特殊ですよね。
> 汎用性は高いと思いますけど、どうもとっつきにくい印象が。

実際に使ったわけじゃないんですが、そんな気もします。

しかし、ああいう文法にした時に、複数のイテレータのうち、こっちを 2回進
めるごとにあっちを 1回進めるというような状況を考慮しなかったんだろうか、
などと思わないでもありません。
-- 
[田中 哲][たなか あきら][Tanaka Akira]
「ふえろ! わかめちゃん作戦です$(C⊇」(Little Worker, 桂遊生丸)