[ruby-dev:18749] Re: Enumerable#zip

原です。

In [ruby-dev:18746]
  Yukihiro Matsumoto writes:

>まつもと ゆきひろです

>えーと、原さんの提案は
>
>a)  Array#zip
>
>	[a,b].zip => [[a0,b0],[a1,b1]...]
>
>b)  Array#sync_each
>
>	a.sync_each(b,c){|a,b,c|...}
>
>c)  Enumerable#map_with_index
>
>	a.map_with_index{|x,i| ....}
>
>ですかね。なんか、aとbは方針が食い違っているような。

提案の b) は Array#sync_each ではなくて Enumerable#sync_each です。
a.sync_each(b,c){|a,b,c|...} のうち、a は Enumerable で、b, c は Array 
とします。で、将来 b, c は Enumerable も可にするかも、という計画です。

a) と b) の方針が違うのは意図しています。a) は長方形の対角線でひっくり
返すという幾何学的なイメージなので、a, b, c について全く対称です。だか
ら、a, b, c の長さが不揃いなら例外をあげる。

b) は時間の流れのある一種の制御構造のつもり。「b, c を伴う a のイテレー
ト」というノリ。a に対して b, c が短いことが分かった時点で例外をあげる。
a に対して b, c が長くても正常終了。

Enumerable.sync_each(a, b, c) {} を考えないのは、a, b, c の所が
空であるとき、つまり Enumerable.sync_each() {}  のとき、動作が
不定になるから。一方 [].zip == [] は確定なので問題なし。

実装の優先順位は b), a), c), d)。、、、d) とは配列を返すオリジナルの 
Enumerable#zip のこと。


、、、、っていうのが提案です。

結局、まつもとさんの欲しかったのは b) ですよね？


>cについては、
>
>  class IndexedEnumerable
>    include Enumerable
>    def initialize(e)
>      @enum = e
>      @index = 0
>    end
>    def each
>      @enum.each do |x|
>        yield x, @index
>        @index += 1
>      end
>    end
>  end
>  b = IndexedEnumerable.new(a)
>  b.map{|x,i|...}
>
>のようなのがあったら問題解決？

これって組み込みにするかどうかっていう話ですよね。IndexedEnumerable を
組み込みにする可能性ってあるかなあ。

c) を今作って欲しいわけでもないのです。d) を作るなら c) も作るべき、い
うことなんで。