[ruby-dev:18723] Re: Enumerable#zip

In article <[e-mail]>,
  [e-mail] (Yukihiro Matsumoto) writes:

> IOのようにeachに再現性のない場合もありますし。

IO ねぇ。うぅむ。たしかに

open("tst") {|f|
  for x,y in f.zip(f)
    p [x,y]
  end
}

の結果が何になるかは自明ではないのでエラーにして、どうしてもやりたかっ
たら f.zip(f.to_a) などとして評価順序をユーザ側で決定するように書け、
というのは一つの立場だとは思います。

しかし、そのための方法として、レシーバが Enumerable でなければならない
とするのは制約が強すぎるように思います。再現性のない Enumerable による
不測の事態を防ぐには Enumerable が高々一つであればいいわけで、それが最
初であるという制約は不要なんじゃないかと思います。

また、IO に関していえば、(私が期待するように)長さが不揃いな場合に例外
を出すようにすれば、f.zip(f) は each が並行に動くわけではないというこ
とさえわかっていれば結果は予測可能(f がすでに EOF に達してれば [] だし、
そうでなければ例外)なので、べつに構わないんじゃないかなぁとも思います。

しかし、このへんを考えて気がついたのですが、長さが不揃いな場合に例外を
出すようにすると、(IO のように)長さの推測が困難な Enumerable に使うの
は難しいですね。まぁ、短いほうに揃えようが、長いほうに揃えようが IO に
使うのは同様に難しい気もしますが。

> Parallel iterationです。
> 
>   for x,y in a.zip(b)
>     ...
>   end
> 
> のようなの。

とすると、

for x,y in a.zip(b) ... end
for x,y in Array.zip(a,b) ... end
for x,y in [a,b].zip ... end
a.zip(b).each {|x,y| ...}
Array.zip(a,b).each {|x,y| ...}
[a,b].zip.each {|x,y| ...}

のどれが書きやすいか、ということですが...

えぇと、個人的に最後のが好みです。
a と b が対称的な位置にありつつも不要な単語がなく、そこはかとなくデー
タフローとの相似を感じさせるといいますか...

他の人はどうでしょう?
-- 
[田中 哲][たなか あきら][Tanaka Akira]
「ふえろ! わかめちゃん作戦です$(C⊇」(Little Worker, 桂遊生丸)