[ruby-dev:34623] Marshal.load( Marshal.dump( Float ) )の不一致@1.8

  H.Holonです。

ruby1.8において、以下の「Marshalで dumpして  
loadして戻す」
codeで不一致を意味するいくつかの数値が表示されます。


$ cat ~/tmp/test.rb
srand(1)
1000000.times do
     f = rand(0)
     fm = Marshal.dump(f)
     if Marshal.load(fm) != f then
        p fm, f
     end
end

$ ./ruby ~/tmp/test.rb
"\004\bf\e2.2971038112107323e-05"
2.29710381121073e-05
"\004\bf\e0.00012889203743071675"
0.000128892037430717
"\004\bf\e1.2080800923408574e-05"
1.20808009234086e-05
"\004\bf\e0.00016731992938723295"
0.000167319929387233
"\004\bf\e0.00015761288904592163"
0.000157612889045922
"\004\bf\0320.0017032264342446979"
0.0017032264342447
"\004\bf\e0.91493880848429388\000\377\377"
0.914938808484294
"\004\bf\0270.1635388066770247"
0.163538806677025
"\004\bf\0320.0018947760614906883"
0.00189477606149069
"\004\bf\0310.015573558744790716"
0.0155735587447907


ruby1.9においては手近で試した範囲では問題ありません
(何も表示されません)。

　試しに Marshal文字列を stdlibの strtod() 
で小数に戻して
みたところ、誤差のない元の数値に戻りましたので、1.8
の現行の ruby_strtod()の精度不足だと思います。
　1.9の ruby_strtod()は別物になっているようですので
1.8のみの症状なのはそこが理由なのだと思います。

# backportは一瞬考えたのですが、1.9の ruby_strtod()は
# 一見さんの私には厳しいので、defineまわりの意味を
# 理解している方にお願いします…

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