ruby-dev

MoonWolfです。少しフレームぎみになるかもしれませんが、ご容赦ください。
ruby-dev summaryに載せた方がよいのでruby-devにccします。

Yukihiro Matsumoto wrote:
> |ruby-dev/ruby-coreでの議論はRubyユーザ全般の意見を反映しているとは思えません。
> |全員がruby-dev/ruby-coreを読んでるわけではないし。
> 
> 「全員の意見」なんてものは不可知でしょう。

「全員の意見」なら不可知ですが、「大多数の意見」ならある程度は把握可能でしょうし、それを
改善していかなければいけないでしょう。
その辺の不満が２ちゃんねるのRubyスレッドに現れていると思います。

  ２ちゃんねる - プログラム板 - Rubyについて Part 11
  http://pc5.2ch.net/test/read.cgi/tech/1097984684/

このへんの意見がruby-listに流れてこない現状はすごく不健康なわけで。
ライブラリを新しく添付するか検討するときに、ユーザにアナウンスして
意見を求めることが必要だったのだと思います。

> |特にWindows関係については、開発者全般がかなりUnix寄りなので適当になっていませんか?
> 
> 否定はしません。が、知らないことは判断できないわけで。

ruby-list,ruby-talkでアナウンスすることでWindowsを知っている人の意見が聞けると思います。

> |十分に議論して添付されたライブラリはどれぐらいあるんだろう。
> |Ruby本体で標準添付されているライブラリについてリストを作ってみました。
> 過去に問題が起きたので、これ以上問題を_増やさない_ための基準
> ですから、過去にさかのぼって適用するのはあんまり意味がないと
> 思います。既に入っているものに適用しても問題は減らないし。

本当に問題が全く減らないのですか?
ライブラリが減ればライブラリのメンテを待つ必要が無くなり、Ruby本体のリリースを
早めることが出来ると思います。
標準添付ライブラリは資産であると同時に負債でもあると思います。

今私の中では一方では標準添付が増えることを望み、一方では標準添付が減ることを
望む意見が対立しています。二律背反ですね。

> |Pure Rubyまたは外部ライブラリに依存しない拡張ライブラリで[ruby-dev:24721]のような5項目を
> |クリアしていないものについてはよくレビューすべきだと思います。
> |「既に追加してしまったのだからしょうがない。」というのは多少ありますが……
> 互換性の問題もありますしから、外すのは難しいですね。

難しいけど不可能ではないということですね。
互換性の問題といっても1.8から追加したライブラリなら外せるのではないですか?

> |bigdecimal/openssl/racc/drb/erb/rexml/soap/tk/webrick/xmlrpc/zlibなどは標準から外すというのも
> |選択肢に入れたらどうかと思っています。
> どうしてそうなるかな。外してうれしいことが何かありますか？

本体のリリースに引きずられてライブラリのバージョンが古いままというのは
好ましくないと思います。
極端な例ですがcgi.rbの「CGI#server_portが常に0を返す」という致命的なバグが
ruby-1.8.1にはあって、CVSでは修正されています。(別にcgi.rbを標準から
外せと行った要求ではないです。)

opensslの脆弱性の修正待ちでRuby本体のリリースが遅れるといった事態も回避できますね。
脆弱性の修正は特別に緊急で重要です。ライブラリが増えれば脆弱性のポテンシャルも高くなります。
脆弱性修正のための緊急リリースを繰り返したくはないでしょう? 凄く疲れるし気を遣うと思います。

> あと、bigdecimal/openssl/drb/erb/rexml/soap/webrick/xmlrpc/zlibに
> ついてはそれぞれ議論した覚えがあります。議論が不十分だったと
> いう指摘はあり得るかもしれませんが。

これらは*Ruby言語*としては不要なパッケージだと感じました。
標準で添付されていて確かに嬉しいのですが、それによって本体リリースが遅れるのであれば本末転倒なわけで。

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