[ruby-dev:13506] Re: yield *[[]]

In article <[e-mail]>,
  [e-mail] (Yukihiro Matsumoto) writes:

> |いまの挙動で決定というわけでもない(と思っている)のでリリースしないのが
> |正解かと思います。
> 
> 今の挙動は私でさえ気がつくバグがあります。

それはそれとして RAA に出ていた新しい optionparser を使って rdtool を
install できました。これについては感謝しています。

> で、右辺の * の挙動を、私は「右の式の結果を(配列であれば)展
> 開してソースコードに埋めこんだときと同じ挙動」と見なしている
> のに対して、田中さんは「[*r]の省略形」と考えておられるのが違
> いなのではないだろうか、という気がしました。

そのとおりだと思います。

だいたいにおいて同じ挙動を示すわけですが、右の式の値が [[...]] という
ものであった時に違いが見えてくるわけですね。

以前は、= が私の望み通りの挙動であり、yield がまつもとさんの意図した挙
動だったというわけだと理解しています。

まぁ「それなら a = *[] が parse error を生成すべきなんじゃないのか」な
どと思わないでもありませんが...

> ルールとしては田中さんのものの方がシンプルなのですが(たしか
> に私の仕様では組み合わせを考えてるとくらくらしました)、互換
> 性の点から変更が大きすぎるように感じました。といっても、下に
> 記述した私の挙動でも非互換性があるんですが。

なるほど、たしかに私はあまり互換性を考えていません。というか、今までの
代入の挙動をちゃんと理解していないので互換性について考えることができな
い、といったほうが正確かも知れません。いずれにせよ、互換性の重視のしか
たにより結論が異なるとしたらそれは納得できます。

> 最大の原因は代入の右辺やyieldやreturnの引数が、配列かそうで
> ないかで、挙動がかなり違う(が、それを無視するわけにはいかな
> い)って点でしょう。
> 
> でも、まだ田中さんの真の意図を読みそこねているような気がする

真の意図といわれましても... block をとる method の wrapper を書けない
- yield されたデータをそのまま yield することができない - ことに気がつ
いたのがきっかけなんで、そんなに深いものはないです。それに「書けない」
という判断が本当に確かな判断だったのかも今となっては確信できません。

あとは、議論をしていくうちに理解が深まって、規則が単純でないことに憤り
を覚えて... あぁ、もしかしたら RCR syndrome なのかも。

「多重代入において右辺の(配列への)変換結果を ... = *exp として指定でき
ないのはけしからん。なんで ... = *[exp] なんぞとせねばならんのだ」とか。

> んで、もうちょっと考えてみます。２日前から考えつづけてるんで
> すが、脳の容量が足りないギミです。

私にしてもそうです。というわけで他の脳を巻き込むべく ruby-dev に移って
みました。

report したときはこんなに続くとは思ってなかったんですけどねぇ。他のと
同様に、直ったという簡単な返事が来て確認しておしまいと予想していました。

> --- asgn.rb

個々に検討するにはちと気力が足りないので、またあとで。
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[田中 哲][たなか あきら][Tanaka Akira]
「ふえろ! わかめちゃん作戦です$(C⊇」(Little Worker, 桂遊生丸)