[ruby-dev:13521] Re: yield *[[]]

asgn.rb を読んでみましたが... なんというか nil.to_a が [] であることを
巧みに利用した仕様ですねぇ。いまのところ穴は見当たりません。

In article <[e-mail]>,
  [e-mail] (Yukihiro Matsumoto) writes:

> |「多重代入において右辺の(配列への)変換結果を ... = *exp として指定でき
> |ないのはけしからん。なんで ... = [*exp] なんぞとせねばならんのだ」とか。
> 
> ってことかしら。

そうすると左辺によっては多重代入ではなくなってしまうんで、以前の挙動だ
とそれはそれでまずいんです。たぶん。

> 右辺トップレベルの * には「展開結果の[]を取り除く」という意
> 味を与えているんで、たとえ多くの場合共通の結果を得ることがで
> きるとしても「右辺の配列への変換」としては、やはり不完全だと
> 思います(し、ここを完全にする必要はあまりないかな)。
> 
> その場合には、(タイプ量が多くなるのは確かですが)より意味の明
> 確な、[*exp]やArray(exp)を使っていただくのがよろしいのではな
> いかと思います。

でも、新しい挙動だと多重代入だろうとそうでなかろうと結果は同じになるよ
うなので、問題ないみたいですね。

もしかすると、代入を分割可能にするという制約から、右辺の値は左辺に関わ
らず決定されるという結論を導出できるのかも知れません。(あまり真面目に
検討したわけじゃないけど。)

> |% ruby -e 'p ((a = *[[1,2,3]]))' 
> |[1, 2, 3]
> |
> |# うぅむ。そっか。かっこが一重なのを許すと文法が曖昧になるのか...
> 
> そうなんですね。yaccの限界というかなんというか。自前でパーザ
> を書いて好きなだけバックトラックさせれば良いんでしょうけど...

btyacc とか?  使ったことがないんでどの程度使いものになるのかは知りませ
んが。zyacc は... この場合はあまり役に立たないか。たぶん。

でも、
  p (a = 1, 2)
などは本質的に曖昧なので、許さないというのも一つの見識かと。

それはそれとして、parse.y の mlhs を読んだんですが... nest が許されて
いるというのは意外すぎます。
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[田中 哲][たなか あきら][Tanaka Akira]
「ふえろ! わかめちゃん作戦です$(C⊇」(Little Worker, 桂遊生丸)