[ruby-list:19857] Re: testsuit( Re: 簡易プリプロセッサ epp 0.2)

助田です．
In message "[ruby-list:19669] Re: testsuit( Re: 簡易プリプロセッサepp 0.2)"
    on 99/12/19, "NAKAMURA, Hiroshi" <[e-mail]> writes:

> どの辺がRubyUnit独自で，どこまでがthe Frameworkなんだろうとか．
> 例えばレポート機能の拡張にともなうクラス構成の変更とかいうのは，
> もしやったとすると，RubyUnit独自になるんでしょうか．

クラス構成の変更までやっちゃうと RubyUnit 独自という気がします．
ですが，Java 版の Framework には，テキストベースのレポート機能
とGUIベースのレポート機能が用意されています．
TestResult は Framework の範囲で，TestResult を派生させてどう
いうレポート機能を実装するかは，好きなようにしてくださいという
ことかと思います．
RubyUnit の場合は，申し訳程度に StdOutTestResult を用意した
ということで，これを使えという意図ではなくこんな感じで 
TestResult を派生させて好きなように使ってくださいというつもり
でした．
# この辺は，もうちょっと何とかした方が良い気がするので見直し
# 始めているところです．

> あと．．．Unitってのはどこから来てるんでしょう．^^;

unit test から来ているんだとは思います．Java 版は JUnit, C++ 版
は CppUnit, Visual Basic 版は VBUnit となっていたので，それに
あわせて，Ruby 版は RubyUnit と命名しました．(実装する上で参考
にしたのは Java 版です．)

> unit test（単体テスト）以外に，結合テストやシステムテスト他にも
> つかっていいのかな?（いや駄目ってことはないでしょうが ^^;）

どっちかというと単体テスト用みたいですね．
使い方としては，RubyUnit を使って，先にオブジェクトのメソッド
のテストコードを書いた後で，その後で(テストが成功するように)
メソッドの実装をしていくというスタイルが推奨されているようです．

 class ArrayTest < TestCase
   def test_size
     array = Array.new
     assert(array.size == 0)
     array.push 1
     array.push 2
     assert(array.size == 2)
   end
 end

てな感じのテストコードを書いといてから size メソッドを実装
するということです．

この開発スタイルは Extreme Programming という開発手法の一部
みたいなんですが，よくわかってません．
# Extreme Programming については支持者がいる一方で，反対派
# もいるみたいです．

  助田 雅紀 <[e-mail]>