[ruby-dev:34997] Re: [ruby-changes:5517] Ruby:r17021 (trunk): * vm_insnhelper.c, vm.c, proc.c (proc_call): allow call method with

　ささだです．

wanabe wrote:
>   Log:
>     * vm_insnhelper.c, vm.c, proc.c (proc_call): allow call method with
>       block that both is written in C. [ruby-dev:34273] [ruby-core:15551]
...
> -    val = (*ifunc->nd_cfnc) (arg, ifunc->nd_tval, argc, argv);
> +    if (blockptr) {
> +	VALUE store_block = th->cfp->lfp[0];
> +	th->cfp->lfp[0] = GC_GUARDED_PTR(blockptr);
> +	val = (*ifunc->nd_cfnc) (arg, ifunc->nd_tval, argc, argv);
> +	th->cfp->lfp[0] = store_block;
> +    }
> +    else {
> +	val = (*ifunc->nd_cfnc) (arg, ifunc->nd_tval, argc, argv);
> +    }

　考えてみたのですが，lfp[0] を書き換えてしまうのは色々とまずそうです．

- この Proc が再度使われたとき，設定した lfp[0] が利用されてしまう
- 例外で脱出したとき，戻さない
- そもそも，意味的に lfp[0] に設定すべきではない

　例えば，rb_yield() で呼ばれるべきではないです．

　で，どうしたもんかと mame さんとも相談したんですが，そもそも
[ruby-core:15551] で言われている


　現在の curry の実装は

c0 = lambda{|e1|
  lambda{|e2|
    lambda{|x, y, &z|
      p z
    }.call(e1, e2) # block の情報が渡っていない
  }
}

c1 = c0.call(1)
c1.call(2){}

こういう意味なので，そもそもブロックを渡すべき処理ではないのです，と
いう論が成り立つかも．成り立たないかも．

　curry の実装を変更して，

c0 = lambda{|e1|
  lambda{|e2, &e3|
    lambda{|x, y, &z|
      p z
    }.call(e1, e2, &e3)
  }
}

c1 = c0.call(1)
c1.call(2){}

このようにすれば block を渡せますが，苦労してそこまでやんなくてもい
いんじゃない？　という議論をしました．

　これを真面目にやるのなら，アドホックな方法 (*1) ではなく，block を
受け取る ifunc 相当（多分，ifunc にフラグがたっていたら proc を渡す
ようなもの）を用意しなければならないのではないかと思います．

　たとえば，rb_iterate2 みたいなものを用意して，其れ経由ならば block
を受け取る，みたいなことが必要だと思われます．

*1) ad-hoc に rb_thread_t#passed_block に渡す方法も実装してみたので
すが，多分滅多に起こらないと思うのですが，問題が起こるケースがあるの
であきらめました．

　ということで，真面目に対応するのはしんどそうなんですが，どんなもん
でしょうね．

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