[ruby-dev:14499] Re: [Patch] pp.rb and debug.rb

なひです。

> From: Tanaka Akira [mailto:[e-mail]]
> Sent: Thursday, August 16, 2001 2:15 PM

> > 実装方法が深さ優先でも幅優先でも構いません。きっと問題になっているのは、
> > Rubyらしい、気持ちいい（？）インタフェイスなんじゃないかと思ってます。
> > まつもとさんが気に入るのが見つかれば後は勝手に実装してくれるんじゃ。。。^^;
> 
> どっちかっていうと利点が見えない方が問題な気がしますが。
> APIを統合すると何が嬉しいですか?

覚えることが1つだけでよい。

って答えが期待されてるとは思ってないので、なんか質問の意図を
読み違えてるんでしょう。^^;

> > それでAPI、APIと言ってるわけですが、考えてみるとcustom inspectorは、
> > 後のこと（customにinspectした結果）を再度別の目的に利用することは
> > あまり考えなくてもよいですよね。
> > 
> > それにひきかえcustom marshallerは、後でunamrshalできることが
> > 必須なわけで、この点やっぱりAPIの統合は難しいのかなと思い始めました。
> 
> DFS で traverse することと、そのときに何を出力するかは分離可能だし、実
> 際、私のの DFS は出力は扱わないように分離できているので、出力の扱いを
> 難しさの理由にするのは適切とは思えません。

traverseが難しいとは言っていません。marshalではその出力から、
元のネットワークに戻す必要があります。そちらが難しいと言っています。

> > 実際に田中さんのMarshal.dump2を見ても、Marshal.load2をどう書けばいいか
> > （どういうAPIにすればいいか）思いつかない。。。
> 
> 結局のところグラフを再現するものなので、「ノードを作る」「エッジを作る」
> という二つの操作があればいいんですが。marshaling についていえば「ノー
> ドを作る」というのが何回か議論に登ったbasicNew で、「エッジを張る」と
> いうのはインスタンス変数の設定です。(組み込みクラスを気にしないことに
> すれば。)
> 
> def Marshal.dump2(obj)
>   dfs = DFS.new(obj)
>   obj._dump2(dfs)
>   print "result = object#{obj.__id__}\n"
> end
> 
> class Object
>   def _dump2(dfs)
>     print "object#{__id__} = #{self.class.name}.basicNew\n"
>     instance_variables.each {|name|
>       value = instance_eval name
>       dfs.traverse(value) {|state|
>         if state == :fresh
>           value._dump2(dfs)
>         end
>         print "object#{__id__}.instance_eval {#{name} = object#{value.__id__}}\n"
>       }
>     }
>   end
> end
> 
> として、
> 
> object67643740 = A.basicNew
> object67643090 = A.basicNew
> object67643090.instance_eval {@b = object67643740}
> object11 = Fixnum.basicNew
> object67643090.instance_eval {@a = object11}
> object67643740.instance_eval {@b = object67643090}
> object67643740.instance_eval {@a = object67643740}
> result = object67643740
> 
> という結果を示したほうが理解しやすかったかもしれないですね。

これは、

  inspectorは表示用文字列にserializeするが、
  marshallerはネットワークをツリーに構造変換すればよい。
  一般のmarshallerに期待されるserializeについては、
  変換後のツリーを適当な方法でserializeすることで対応する。

  unmarshalは、一旦deserializeしてツリーを作り、
  そのツリーをtraverseすることで元のネットワークを作ればよい。
  つまり、custom marshalは、marshal/unmarshal用のAPIを用意するのではなく、
  traverse APIを使ったネットワーク変換 + 別途serialize手法により実現する。

という理解であってます？