[ruby-dev:14470] Re: [Patch] pp.rb and debug.rb

In article <[e-mail]>,
  [e-mail] (Yukihiro Matsumoto) writes:

> いや、非明示的なコンテキストを使うというのは最後の手段にした
> いな、というのがまずあるんです。多分に趣味の問題ですが。

いや、継続を使うと実際に問題が出るんじゃないですかね。

# 1. 「まつもとさんの趣味の問題である」
# 2. 「実際の問題は継続である」
# ゆえに「まつもとさんの趣味は継続である」

# dynamic-wind があればどうにかできますが、ないですよね。

それはそれとして、あの例でいえば、Thread.current[:__dfs__] は使わない
で直接引数でひきずりまわしたほうが良かったわけですね。まぁ、そのへんは
どうにでもなりますが。

> とりあえずmarshalがちゃんと書けることは分かりました。

ちなみに、後から気がついたのですが、あの DFS だと現在の inspect は書き
にくいです。とゆーのは、あまりにまっとうな DFS なので、cross edge や
forward edge の先を traverse するようにしたときの挙動はあまり明らかで
はないからです。たぶんなんとか書けるとは思うんですが、一抹の不安が残り
ますし、でかい Hash を使う意味はないので interface だけあわせて中身は
別実装とした方がましな気がします。

なお、私は inspect と masharl が汎用 traverse API を使うかどうかはあま
り気にしていないのですが、

* ユーザ定義 inspect もつオブジェクト間で cycle があるときに無限再帰を
  防ぐ容易な方法が用意されていない。

* _dump をもつオブジェクトを含む cycle を marshaling できない。

* ruby -e 'Thread.current["__inspect_key__"]=0; p [1]'

というあたりは気になっています。
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[田中 哲][たなか あきら][Tanaka Akira]
「ふえろ! わかめちゃん作戦です$(C⊇」(Little Worker, 桂遊生丸)