[ruby-dev:14452] Re: [Patch] pp.rb and debug.rb

In article <[e-mail]>,
  "NAKAMURA, Hiroshi" <[e-mail]> writes:

> > inspect でも「traverse している間に一旦よそへ制御が移り、そこから
> > traverseに戻った場合、元のtraverseのコンテキストで動いて欲しい」という
> > のは同じだと思うんですが。
> 
> ここで「元のtraverseのコンテキスト」というのは、
> 最初のtraverseと同じコンテキストを意図していました。

そう理解しています... えぇと、「コンテキスト」という言葉について食い違
いが発生している気がするんですが。

私が思うところの inspect のコンテキストというのは、p の呼び出しと対応
するものです。
# とりあえず、p 以外から inspect が呼ばれることは無視します。

marshal だったらひとかたまりのデータ構造を dump するための処理と対応し
ます。

結局、コンテキストは重複検査用のデータと対応します。たぶんそれが本質な
のでしょう。

p を一回呼び出すたびにひとつのコンテキストが発生します。 だから、
inspect 中で p を呼ぶと新しいコンテキストが発生して、外側のinspect に
おける重複検査とは別のコンテキストで重複検査が行なわれるわけです。
# そうあるべきだ、と思っているわけですが、現在はそうではありません。

> class Foo
>   attr_accessor :foo
>   attr_accessor :bar
> 
>   def _dump(level)
>     "<" + @foo.to_s + ">" + Marshal.dump(@bar)
>   end
> end
> 
> aFoo = Foo.new
> anArray = [aFoo]
> aFoo.foo = "stringify"
> aFoo.bar = anArray
> 
> Marshal.dump(anArray) #=> stack level too deep
> 
> において、Marshal.dump(@bar)が再度もぐり始めたら困る、ということです。
> これに対し、inspectのdebug中にpしたらいきなり<...>と表示されたら困る
> わけで、つまり再度もぐりはじめないといけない場面もある、と。

「再度もぐり始めたら困る」というのは重複検査のデータ構造に同じものを使っ
てもらわなければ困るというわけで、私の用語においては同じコンテキストで
動いてもらわなければならないというふうに理解されます。

つまりコンテキストが「一旦よそへ制御が移」ってもらってはこまる、と結論
づけられるわけなのですが、そうすると「一旦よそへ制御が移り」という言明
と矛盾するのでなんらかの誤解があることは間違いない、というわけです。

コンテキストってなんだと解釈してます?
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[田中 哲][たなか あきら][Tanaka Akira]
「ふえろ! わかめちゃん作戦です$(C⊇」(Little Worker, 桂遊生丸)