[ruby-dev:14449] Re: [Patch] pp.rb and debug.rb

In article <[e-mail]>,
  "NAKAMURA, Hiroshi" <[e-mail]> writes:

> なるほど、レアケースではありますが、確かにこの場合、
> 別のコンテキスト（独立したinspect）として扱われて欲しい感じがしますね。

そう思います。

> custom marshalとの絡みで、traverseしている間に一旦よそへ制御が移り、
> そこからtraverseに戻った場合、元のtraverseのコンテキストで
> 動いて欲しいと考えていました。
> 上の要求は、そいつとはぶつかってしまいます。困った。

え? 問題ありますか?

inspect でも「traverse している間に一旦よそへ制御が移り、そこから
traverseに戻った場合、元のtraverseのコンテキストで動いて欲しい」という
のは同じだと思うんですが。

(inspect も marshal も)何段入れ子にしようがちゃんと動くというのが理想
でしょう。

で、互換性を考えなければ、やはりスレッドじゃなくて引数で重複検出用
Array/Hash を渡していくのがまっとうだと思いますが、しょせん入れ子なの
で inspect/marshal のコンテキストを新しく生成することを明示的に指定す
ることで同様な効果を得ることができます。

つまり、新しいコンテキストを生成するときに
Thread.current[:__inspect_key__] を空にして、コンテキストが終了したら
元の値を復帰させる、というのがあればいいんじゃないですかね。

In article <[e-mail]>,
  [e-mail] writes:

>   一応思いついた候補。

これって、端的にいえば rb_inspecting_p と rb_protect_inspect を表にだ
そうという案ですよね... まぁ、それはそれとして、

> --- Object#inspecting?(thread = Thread.current)
>     selfがinspect中かどうかを返す。
> 
> --- Object#inspection {|looping| }
>     selfをinspect中にしてブロックを呼ぶ。すでにinspect中なら
>     ((|looping|))は真。

--- Object#inspect_start {...}
    inspect 用のコンテキストを新しく生成して、ブロックを呼ぶ。
    ブロックが終了したら元のコンテキストに復帰する。

うぅむ。self と関係ないから Object の method にするのはよくないか。
むしろ、Object#inspection の引数で指定するほうがいいのかも知れません。

あと、inspect だけでなく marshal も扱うとすると、cycle だけじゃなくて
share も検出しないといけないので、その指定も必要かなぁ。
# inspect で share を検出してはいけないという理由はないけれど。
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[田中 哲][たなか あきら][Tanaka Akira]
「ふえろ! わかめちゃん作戦です$(C⊇」(Little Worker, 桂遊生丸)