[ruby-dev:4204] Re: Compile via WATCOM C

木村です。

	In article <[e-mail]>,
	  ARIMA Yasuhiro <[e-mail]> writes:

>configure が使えない Windows 上のコンパイラやライブラリの仕様の違いで、
>微妙な修正を必要とするものがあるわけですが、どのように進めるのが
>もっともなのでしょうか？  現在は以下のような考え方で手を加えています。

個人的な希望ですが、makefileはともかくとしても、新しいファイルを
増やすのは極力避ける(駄目というわけではない)というのが良いです。

>1. config.h は、WATCOM 用のものを作るつもりで書き換える。

私が混乱して使っている部分があると思いますが、VC++で名前が微妙に
異なっている関数(_vsnprintfとか)に対処するのにconfig.hを使ってい
ます。関数/マクロの置き換えは必要に応じて

#ifdef コンパイラごとの定義シンボル
ほげほげ
#endif

のようにした方が良いかもしれませんね。現状のconfig.hを使っていて
問題になる部分があったら教えてください。

>2. define.h へは、#ifdef __WATCOMC__ の形で #include を追加するにとどめる。
>   WATCOM 独自のシンボル名定義は、include する別ファイルに記述する。
>   #define _close close など。

>4. nt.h nt.c は、MSVC 用に作られているようなので、WATCOM の標準ライブラリ
>   NT.LIB と名前がぶつかることもあって watnt.h watnt.c と名称変更して書き換える。
>   # 元々、perl を MSVC でコンパイルするためのものなのかな？

missing/win32.c というのをおいて、その中身でコンパイラーに応じて
適当なファイルをincludeするというのはどうでしょう? ってこれだと
ファイルが増えますね。

>5. 他のソースで _MSC_VER, NT が参照されているところに注意する。
>   # _MSC_VER と NT というシンボルの区別がよくわからない。
>

_MSC_VERはVC++で定義される固有のシンボルで、VC固有のものに対して
のみ使用しているつもりです(間違いがあるかも)。mswin32自体はコン
パイラーに寄らずNTというシンボル定義で切り分けてるはずです。

>6. WATCOMC のライブラリにない関数は watnt.c に追加する。
>   # fork(), fcntl() が無いので、どうしてやろうかしら。

win32ではfork()はどうしようもないと思います(cygwinでは力技で実現
していますが)が…。


-- 
木村浩一
            May the source be with you.
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