[ruby-dev:4143] Re: call/cc

前田です。

EGUCHI Osamu <[e-mail]> writes:

> shugo> 以下の動作を見るとContinuationクラス自体がGCされてnilに
> shugo> なっているわけではないようです。
> 
> 回収されていたのは、Continuation ではなく Thread でした。

実は同じものなんですけどね(^^;

> --- eval.c.orig	Tue Jan 12 10:45:47 1999
> +++ eval.c	Tue Jan 12 10:45:53 1999
> @@ -6856,6 +6856,7 @@ rb_call_cc(self)
>  
>      th->thread = Data_Wrap_Struct(rb_cContinuation, thread_mark,
>  				  thread_free, th);
> +    rb_gc_mark(th->thread);
>  
>      FL_SET(ruby_scope, SCOPE_SHARED);
>      rb_thread_save_context(th);
> 
> 継続は多分プログラムの終了の瞬間まで有効なので
> Thread として保存したコンテキストは GC から永久に
> 触られないようにすべき、、と思うものの
> これでいいのかは、自信なし ^^;

多分この変更では次のGCでマークが消されるので、永久にGCされない
ようにはならないと思います。
つまり生き延びられるのは次のGCだけです。
ひわださんが指摘されているように、結果的にはその方がよいと思うん
ですが。

で、この変更で、

ruby -e 'loop { callcc {|c| c.call} }'

は落ちなくなったのですが、irbでContinuationのclasspathがおか
しくなって、そのうちに落ちる、という現象は別の問題みたいです。

irb(main):001:0> callcc{|c|$foo=c}
#<Continuation:0x40160f50>
irb(main):002:0> $foo.call
nil
irb(main):003:0> Continuation
nil
irb(main):004:0> Continuation.nil?
false
irb(main):005:0> $foo.call(0)
0
irb.rb:494: [BUG] Segmentation fault
Aborted

Continuationのclasspathがrb_callcc()の戻り値によって書き換え
られているようです。なぜ？:-(

-- 
前田 修吾 (mailto:[e-mail])