[ruby-list:35265] Re: ((1.2)..(3.4)).to_a

たけ(tk)です。

[ruby-list:35257] Re: ((1.2)..(3.4)).to_a にて 
[e-mail] (Yukihiro Matsumoto) さん 曰く:
> |1.2..3.4 を配列にすると、その範囲に属しない整数「1」が含まれるという点に
> |ちょっと疑問を感じました。
> |
> |＊　仕組みは分かるんですが、なんとなく疑問。
> 
> 「仕組みは分かる」ということなので、これ以上説明する必要はな
> いようにも思うのですが、繰り返しの前に両端を整数化してます。
> 
> で、「疑問」ということで、どうあれば「疑問」を感じませんか？

　むしろ単純に Float#succ を self+1 で定義して

p ((1.2 .. 3.4).to_a )
    => [1.2, 2.2, 3.2]

となる方が自然のような気がしてきました。実数の範囲を単位で分割すれば、や
はり実数で返るべき。整数の配列が欲しければ利用者側で ceil floor した範囲
を与えればよい。

　２４時間単位の Time クラスを作って実験してみました。これがよさげ。

class Time
  UNIT = 24*60*60
  def floor
    y,m,d = year,month,day
    c = self.class
    (utc?) ? c.utc(y,m,d) : c.local(y,m,d)
  end
  def ceil
    c = floor
    (c == self) ? c : c + UNIT
  end
  def succ
    self + UNIT
  end
end

tm1 = Time.local(2002,5,1,1,2,3,4)
tm2 = Time.local(2002,6)

#tm1 = Time.utc(2002,5,1,1,2,3,4)
#tm2 = Time.utc(2002,6)

puts  ((tm1 .. tm2).to_a)

	#=> Wed May 01 01:02:03 東京 (標準時) 2002
	#=> Thu May 02 01:02:03 東京 (標準時) 2002
	#=> Fri May 03 01:02:03 東京 (標準時) 2002

	#=> Wed May 29 01:02:03 東京 (標準時) 2002
	#=> Thu May 30 01:02:03 東京 (標準時) 2002
	#=> Fri May 31 01:02:03 東京 (標準時) 2002

puts  ((tm1.ceil .. tm2).to_a)

	#=> Thu May 02 00:00:00 東京 (標準時) 2002
	#=> Fri May 03 00:00:00 東京 (標準時) 2002
	#=> Sat May 04 00:00:00 東京 (標準時) 2002
	#=> 
	#=> Thu May 30 00:00:00 東京 (標準時) 2002
	#=> Fri May 31 00:00:00 東京 (標準時) 2002
	#=> Sat Jun 01 00:00:00 東京 (標準時) 2002

puts  ((tm1.floor .. tm2).to_a)

	#=> Wed May 01 00:00:00 東京 (標準時) 2002
	#=> Thu May 02 00:00:00 東京 (標準時) 2002
	#=> Fri May 03 00:00:00 東京 (標準時) 2002
	#=> 
	#=> Thu May 30 00:00:00 東京 (標準時) 2002
	#=> Fri May 31 00:00:00 東京 (標準時) 2002
	#=> Sat Jun 01 00:00:00 東京 (標準時) 2002

Take_tk = KUMAGAI Hidetake
たけ(tk)＝熊谷秀武