[ruby-dev:9703] Re: 1.5.3 cleanup

小松です。

In the message of [ruby-dev:9698] Re: 1.5.3 cleanup
    on 2000/5/15 市川 裕隆 <[e-mail]> wrote:
> 市川 as Tanukiです。

> > ruby-listで聞いてみるかな。
> > # でも[ruby-list:22024]に対して反応なかったし……
> 
> うひゃぁ！よりによって22024だけ見落としてました。
> 意図的に無視してたわけじゃないんですよ。本当に。

いやそんな。お気になさらないでください。

こちらも、他のこと (alphaとかirixとかmswin32とか) していて
ruby-listに流しそびれてました。

> >   o Intel版はR4以降でgcc (egcs) のみサポートにする。
> >     R3以前のIntel版の枝は消す。
> 
> いいと思います。
> 
> >   o configureに--enable-sharedを指定しなくても、デフォルトで
> >     libruby.soを作るのをやめる。
> >     --enable-sharedを指定した場合は、拡張ライブラリがロード
> >     できるが、extのstaticリンクは動かない。
> 
> ていうのは、
> ext下のモジュールは*.soを作ってlib/の下にインストールしておけ
> ば動く。(shared onlyになる)
> という認識でいいでしょうか？

はい、そうです。

この変更をした場合、configureの指定は次のようになります。
すなわち、普段はいつも、
  ./configure --prefix=/boot/home/config --enable-shared
と指定するようにということになります。

□libruby.soを作成し、拡張ライブラリはダイナミックリンクする場合、
  いままでは、
    ./configure --prefix=/boot/home/config
  としていましたが、変更後は、
    ./configure --prefix=/boot/home/config --enable-shared
  と指定することになります。

□extの下をstaticリンクしたい場合、
    ./configure --prefix=/boot/home/config --with-static-linked-ext
  あるいは
    ./configure --prefix=/boot/home/config
  として適当にext/Setupのコメントを外します。
  この場合、extの下がstaticリンクされたrubyが作成され、
  libruby.soは作られません。
  バイナリは、extの下もリンクされたruby一個のみとなります。
  なお、単に、
    ./configure --prefix=/boot/home/config
  とした場合、拡張ライブラリは作られますが、すべてLoadErrorと
  なります。

> > PowerPCの方は、マシンを持ってないので自分で確かめられませんが、
> > 現状、PowerPC版はそのままでは作れないと思うので、ばっさり
> > 変えて、文句が出てからなんとかしようかなとか思ってますが……
> 
> 賛成です。とりあえずチェックしてくれる人がいない限りは
> そのままにしててもいいかと思います。

その方針で行きたいと思います。

BeIDEにクロスコンパイル環境 (Intel版でPowerPCのバイナリを作る) の
セットアップもしてみたのですが、まだ
    Error : the file 'BeHeaders' cannot be opened
とかいうメッセージが出て止まってしまい、それより先に進めていません。

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小松克行 / Katsuyuki Komatsu <[e-mail]>