[ruby-dev:13325] Re: Enumerator -- Round 2

ごとうゆうぞうです。

In message <[e-mail]>,
 `"Akinori MUSHA" <[e-mail]>' wrote:
> 
> 	files = Find['.'].select { |f| File.file?(f) }
> 
> などということができてとても便利になります。ユーザからは特に
> Enumerator という存在は見えませんが、ライブラリ側からすると、
> この陰の存在によって手軽に Enumerable なオブジェクトを生成して
> 返すことが可能になっています。

そう思います。似たようなことを考えていました。

> # 実は、 Enumerator の改良案を練っていたのですが、 C API 的に
> # あまりうれしさがないことと、使い方の具体例が思い浮かばない
> # ことで頓挫してしまいました。現行の提案仕様で十分かも。;)

組み込みが目標なので、もっと進めましょう ^^;
self を返しているようなイテレータはブロックをもらわない場合は、
Enumerator を返すようになれば便利だと思います。

  module Find
    alias find0 find
    def find(*path)
      if iterator?
        find0(*path){ |e| yield e }
      else
        Enumerator.new(self, :find0, *path)
      end
    end
    module_function :find 
    module_function :find0
  end

  module Enumerable
    alias each_with_index0 each_with_index
    def each_with_index
      if iterator?
        each_with_index0{ |e,i| yield(e,i) }
      else
        Enumerator.new(self, :each_with_index0)
      end
    end
  end

すると、次のようにメソッドチェーンが記述できます。

  Find::find("/tmp").each_with_index.collect{ |e,i|
    [i, e]
  }

この調子で拡張して行けば、

  1.upto(10).each_slice(2).collect{ |a| a }
  #=> [[1, 2], [3, 4], [5, 6], [7, 8], [9, 10]]

等も可能だし、名前もそのままでいいように思います。

# これを each_なんとか という名前のまま使っても違和感がなけれ
# ば、というのが前提ですけど。

この仕様だと、全体にばらまかなければ嬉しさが半減するのですが、
さすがに影響が大きすぎるように思います。そこで、ひとまず 
enumerator.rb で再定義して使ってみるというのはどうでしょうか。



それから、本題と外れますが、alias した関数は module_function 
し直さないと LocalJumpError になってしまうのは、仕様でしょうか？

$ cat f.rb
require 'find'
module Find
  alias find0 find
end
Find::find("/tmp")
$ ruby -v  f.rb
ruby 1.7.0 (2001-05-22) [i386-netbsd1.5U]
/usr/local/lib/ruby/1.7/find.rb:15:in `find': yield called out of block (LocalJumpError)
        from /usr/local/lib/ruby/1.7/find.rb:14:in `catch'
        from /usr/local/lib/ruby/1.7/find.rb:14:in `find'
        from f.rb:5

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ごとうゆうぞう