[ruby-dev:376] Re: methods [Re: ruby 1.1a5 released]

けいじゅ＠日本ラショナルソフトウェアです.

In [ruby-dev :00374 ] the message: "[ruby-dev:374] Re: methods [Re:
ruby 1.1a5 released] ", on Sep/02 16:12(JST) [e-mail]
(Yukihiro Matsumoto) writes:

>まつもと ゆきひろです

>|少なくともそれは欲しいですね. あと, 
>|* オブジェクトのプライベートな特異メソッドを返す関数
>|も欲しいですね. 
>
>うーん，メソッドは
>
>  * 特異メソッド
>  * そのオブジェクトのクラスで定義されているもの
>  * そのクラスに継承やincludeで取り込まれているもの
>
>にわけられると思いますが(それぞれにpublic/privateがある)，
>
>  * 全部を得る
>  * 特異メソッドだけを得る
>  * あるクラス/モジュールで定義されているメソッドだけをとる
>
>があれば良いのかな．どう思います？

基本的にはそれで十分でしょう. もし, 何か他の機能が欲しくてもこれらから
作れるでしょう.

>とすると，
>
>  Objcet#methods(全部のメソッドのリスト)
>  Object#private_methods(全部のメソッドのリスト)
>  Module#instance_methods(そのクラスのメソッド)
>  Module#private_instance_methods(そのクラスのメソッド)
>  Objcet#singleton_methods(特異メソッドだけ)
>        class << obj; self.instance_methods end と同じ
>
>で，どうかな，と思うんですけど．privateな特異メソッドは

>  class << obj; self.private_instance_methods end
>
>で対応しようかな，と思います．

そうですね. class<<を使わないとprivateな特異メソッドはできないので, 必
要ないと思うんですが...

対応するってどういう意味でしょう? 

>|* その(クラスのインスタンス|オブジェクト)が分かるメソッドとそれが実際
>|  にどのクラスで定義されているかの組みを返してくれるメソッド

>これはmetap.rbででも対応しましょうか．
>書いて下さるんでしたら，取り込みますが．

そうですね. どうせ必要ですし. こちらで作りましょう. 他の応用meta機能も
切り出せて有用と考えられるものは, metap.rbに入れるようにしましょう.

>|* ancestorsに相当する, 定数の参照パスを返すメソッド
>|* か, 静的スコープのパス(これは分かるのかな? 文字列ベースだけど)
>|が必要ですね. 後者は優先順位の判断はこちらで行うことになるので若干面倒
>|ですが, ancestorsの機能と重複していないのでその方が良いかも...
>
>後者は採用しましょう．

了解しました.

>|* あるクラスから直接includeしているモジュールを調べるメソッド(優先度順)
>|* あるクラスのサブクラス群を取り出すメソッド
>|は欲しいですね. 後者はスーパクラスが分かるのでそういう情報を作ることは
>|できなくもないですが, 前者は今のところ無理ですよね.
>
>ancestorsとkind_of?(Module)を組み合わせれば可能ですね．ただ
>し，includeがあるところを完全に検出することは出来ませんけど
>(すでにスーパークラスでincludeされていた場合，includeはなに
>もしないから)．

なるほど. といいたいところですが... 

直接とは:

  class Foo 
    include Bar
  end

と直接includeしているという意味なんですが, ancestorsとモジュールである
ことだけで分かるんですか?

  module Foo; end
  module Bar; include Foo; end
  class Baz; include Bar; end

と

  module Foo; end
  module Bar; end
  class Baz; include Bar; include Foo; end

の区別がつかないと思うんですけど...

あと, ちょっと気になることが... それは別メイルで.

>|あと, さらに要望を述べるなら, メソッド内部の情報になっていくと思います.
>|
>|* 定義されているクラス
>|* メソッド名
>
>ここまではまあ良いとして，
>
>|* 引数の数
>|* 使用しているインスタンス変数の一覧
>|* 使用している定数の一覧
>|* ローカル変数(およびプライベート呼びだしメソッド)の一覧
>|* 呼び出しているメソッド名の一覧
>|
>|でも, ここまでは大変でしょ?
>
>ええ，それにソースそのものに関する情報は内部的には持たないよ
>うにしようと思っていますから，この辺は採用するつもりはありま
>せん．ごめんね．

ええ. 分かっていて書きましたから(^^;;;

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................................石塚 圭樹＠日本ラショナルソフトェア...
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