[ruby-list:9543] 小数の扱い

ごとけんです

きのう出した後に気付いたのですが、

In message "[ruby-list:9530] 小数の扱い"
    on 98/09/11, GOTO Kentaro <[e-mail]> writes:

>ごとけんです

>適当な整数 n で 10**n 倍して、
>さらに to_i で整数化してから剰余を計算するのが
>良いと思います。

小数が近似ではなく厳密な値であることが
保証されてる場合は、有理数として扱うのも
よいかも知れません。
# やっぱり有理数は精度クラスのような

  % cat ./divmodr
  require "rational"
  Ax1 = Rational( 56,100)
  Ax2 = Rational(112,100)  # 0.56 * 2
  Ax3 = Rational(168,100)  # 0.56 * 3
  Ax4 = Rational(224,100)  # 0.56 * 4
  Ax5 = Rational(280,100)  # 0.56 * 5
  Ax6 = Rational(336,100)  # 0.56 * 6
  print "#{Ax1} % #{Ax1} = #{Ax1%Ax1}\n"
  print "#{Ax2} % #{Ax1} = #{Ax2%Ax1}\n"
  print "#{Ax3} % #{Ax1} = #{Ax3%Ax1}\n"
  print "#{Ax4} % #{Ax1} = #{Ax4%Ax1}\n"
  print "#{Ax5} % #{Ax1} = #{Ax5%Ax1}\n"
  print "#{Ax6} % #{Ax1} = #{Ax6%Ax1}\n"
  % ./divmodr
  14/25 % 14/25 = 0
  28/25 % 14/25 = 0
  42/25 % 14/25 = 0
  56/25 % 14/25 = 0
  14/5 % 14/25 = 0
  84/25 % 14/25 = 0

ただし演算の種類によっては(四則演算以外とか
引数に Flloat が混ざったりすると)値の厳密性が
失われることがあるので不便かも知れません。
小数の剰余は Ruby というより数値計算特有の厄介な
問題と思います。
ちなみに私は C で double の剰余を使いたい時も
fmod(3) を使わず場合に応じて自作することも
あります。

-- gotoken