[ruby-dev:15958] Re: making net/*.rb grok URI

高橋征義です。

Minero Aoki <[e-mail]>さん：
> > 　http な ftp proxy というのも考えると、 proxy の情報としては
> > scheme (protocol), userinfo, host, port の四つの情報を渡す必要が
> > あるわけですが、 URI オブジェクトを持っているときにいちいち展開
> > するのはなんとも冗長に思えてしまいます。

しかし、こういったproxyの対応を真面目にやろうとすると、

 * 特定のURLへのアクセスについてはproxyを使わない
 * URLごとによってproxyを変えたい

とかいう話になったりしません？ そうなると、どうしてもproxy関連
情報を管理する主体が必要になりますが、それをNet::HTTPの役割に
するのはちょっと重すぎかつ場違いかな、と思います。
それならばいっそNet::HTTPのproxyの扱いは最低限にしておく、と
いうことは妥当な方針ではないかと。

> > 　これと関連して、 GET や HEAD をワンアクションでできるような
> > 高レベルインターフェースも欲しいですね。{HTTP,FTP}_PROXY や
> > HTTP_PROXY_AUTH 環境変数も自動的に拾ってくれるようなものがあると
> > うれしいです。(Perl の LWP みたく)
> > 
> > 　私は高レベルインターフェースも Net::HTTP に入れちゃっていいと
> > 思っていますが、青木さんやみなさんの御意見はどうでしょう？
> 
> 個人的にはあんまり高レベルなのは入れたくないというか、むしろ
> 「入れられない」と思ってます。なんと言っても new の引数に
> ホストとポートを受けてる時点でもうなにか間違ってる気がします。
> ここからさらにとってつけたようなサービスを提供するよりも、潔く
> もう一枚かぶせたほうがよい結果になるのではないでしょうか。

「かぶせ方」が悩ましいですよね。大きくわけても、

 * 細かい設定やリクエストができるUAを作るクラス
 * 簡単に使える、IO互換のインターフェースを持つクラス

の2つがありますが、後者でもいろいろと欲がでてきてしまいそうです。

> 例えば、あんまりちゃんと見てないんですけど、高橋征義さんの
> webagent は HTTP_PROXY も見てるし get head post は一発でやって
> くれますし、クッキー対応もしてますよね。

おわ、そんなものが(汗
# postはあんまりちゃんとやってないかも……。
# 基本的に、クッキーを取得したり META要素のrefreshなどを
# 認識しつつ、複数ページを渡って自動的に情報を取得するための
# UAの試作品、という感じです。

あのクッキー対応はベタで、本来ならクッキーを送る・送らないを
こまかく制限できるようになってないといけないんですよね。でも、
どんなAPIにすれば使いやすいのかはよく分かってないのでした。

高橋征義 (TAKAHASHI Masayoshi)       Email:[e-mail]