ruby-dev

At Fri, 16 Mar 2001 09:46:40 +0900,
Takahiro Kambe wrote:
> 
> In message <86hf0uelm3.wl@archon.local.idaemons.org>
> 	on Fri, 16 Mar 2001 07:03:02 +0900,
> 	"Akinori MUSHA" <knu@iDaemons.org> wrote:
> > この結果、 ELF 全般、 FreeBSD/NetBSD/OpenBSD 全般、および cygwin,
> > mingw では SOLIBS='$(LIBS)'、 AIX では SOLIBS='-lm -lc' となります。
> 素朴な疑問なのですが、この処理は「正しい」こと何でしょうか?

# 以下、正確には ruby -> $(PROGRAM),  ruby.o -> $(MAINOBJ),
# libruby.so -> $(LIBRUBY_SO) と読み替えてください。


　LIBS に入るものというのは、自動検出によって得られる、 ruby 実行
形式すなわち ruby.o + libruby.so が必要とするライブラリ群です。
ところが、現状は ruby.o が独自に要求するものはないので、詰まる
ところそれらは libruby.so が必要とするものということになります。

　ABI の機能によってその依存関係が記録されようがされまいが、
libruby.so 生成時にそれらをリンク指定してやることは「正しい」と
思うのですが、いかがでしょうか。

　懸念は、ひょっとすると「共有ライブラリには別の共有ライブラリを
リンクできない」という不思議なプラットフォームがあるかもしれない
ということなので、その検証をお願いしているわけです。

　ruby.o がもっと複雑になって (例えば環境によって GUI を搭載する
とか) libruby.so が使わないようなものをリンクするようになった
場合は、 SOLIBS='$(LIBS)' というのは適切でなくなり、SOLIBS も
LIBS と同じく個々の検出ルーチンで逐次設定してやることになる
でしょう。

> > At Thu, 15 Mar 2001 23:24:16 +0900,
> > Takahiro Kambe wrote:
> > 　検証は、例えばこんな感じでどうでしょうか。(b -> liba -> libm と
> > 依存している)
> やってみました。
(snip)
> で、ちゃんと動作はしている様です。

　どうも確認をありがとうございます。

> なお、良い機会ですのでNetBSDのpkgsrc向けに加えているconfigure.inの変更
> を付けておきます。

　netbsd* の部分はもちろんお任せしますが、 X11BASE については
もう少し詰めた方がいいと思います。環境変数 X11BASE ではなく、
--with-x-prefix=/usr/X11R6 みたいに指定できるようにして、指定が
ない場合は /usr/X11R6, /usr/X11, /usr/openwin などを順にあたる
(test -x $dir/X) とか。

　そうすれば、プラットフォームを問わず extconf.rb などで X の
プレフィックスを参照できるようになりますね。

-- 
                     /
                    /__  __            Akinori.org / MUSHA.org
                   / )  )  ) )  /     FreeBSD.org / Ruby-lang.org
Akinori MUSHA aka / (_ /  ( (__(  @ iDaemons.org / and.or.jp

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