[ruby-dev:12422] Re:

まつもと ゆきひろです

In message "[ruby-dev:12415]"
    on 01/03/11, Koji Arai <[e-mail]> writes:

|これなんですが，変更の途中で -e オプションを*指定したとき*に
|warningが出るようになってしまったようです．

あらら。修正します。

|あと以下は意図通りなのでしょうか？条件式中の文字列リテラルは
|余計な機能のような気がするし、数値リテラルは範囲式と同じ扱い
|が良いと思うのですが

正規表現リテラルが良くて、文字列リテラルが余計というのは変な
話でしょう。どっちかっていうと両方余計なんですが、今さら削れ
ないという。

数値リテラルについては、Cの習慣で if 1 とかする人がいてトラ
ブルを起こすので、範囲式に限定します。

|条件式中の文字列リテラル
|  正規表現にコンパイルし $_ とマッチ 
|  -e でないときwarning
|
|    $ ruby -e '$_ = "foo"; p $& if "f"'
|    => "f"
|
|    $_ = "foo"; p $& if "f"
|    => -:1: warning: string literal in condition
|       "f"

意図通りです。

|条件式中の正規表現リテラル
|  $_ とのマッチ
|  -v 指定時、-e 指定なし時にwarning

意図通りです。

|条件式中の数値リテラル
|  特別扱いなし(常に真)

意図通りです。

|範囲式中の数値リテラル
|  -e 指定時 $. との比較
|  -e 指定時に-e 指定なしなら(??)warning
|  (したがってwarningは出ない)

これは間違い

|  -v 指定時に-e 指定なしなら(??)warning

ですね。