[ruby-dev:12512] Re: reducing logical operation

In message <[e-mail]>
[e-mail] writes:

> > やはり，VMの方が簡単に実装できるみたいですね．
> > VMでのtail recursionが，どの程度速度に影響するのか
> > 気になるところです．
> 
> tail recursiveになってうれしいのは、どっちかというと、高速化とい
> うよりも、スタックがあふれなくなるということなんじゃないかと思います。

Lisp compiler はループになる tail recursion を実際にループにするところ
までやるそうですから結構速度的にも効くのかもしれません．

Ruby 的には tail recursive な構造を伸べる -> スタックのメモリ消費量が
減る -> スレッドの context switch がちょっと速くなるかも? という話もあ
るような気はするけど system call のオーバヘッドの方が大きくて見えない
かもしれません :-P


> Schemeではループ用の制御構造を使う代りに積極的にtail recursionを
> 利用するらしいです。
> # ループ用の制御構造で済むならそれを使った方がコードはわかりやす
> # くなるような気がしなくもないですけど…。

そこはそれ，Lisp 由来の強力なマクロ機能でいくらでも syntax sugar は作
れるということで．

# 元からあるのと区別できないぐらいには integrate できるし．


普段から lisp で考えてるとなんでも再帰的に問題を分解してしまって，再帰
関数でしか物を考えられなくなるとか :-) もっとも tail recursive な形へ
の変形っていうのはあんまり再帰的な問題定義/解決の観点では自然な気がし
ないんですけど．


-- 
柳川和久 @ 東大阪市 . 大阪府                                 March 15, 2001
Haste makes waste.