[ruby-dev:11716] Re: fork_and_kill_other_threads

なひです。

> From: Yukihiro Matsumoto
> Sent: Wednesday, December 06, 2000 5:27 PM

> 人間がそれを管理するのは大
> 変だし、dRubyもtimeoutもそういう使い方はされないんじゃないか
> と。

なひにとってはforkはそういうものなので、
管理する気のある人じゃなきゃforkしないだろう、と思います。
が、今後forkを触る人にとってはそうでない可能性は否定しません。

fork使ってる人が少なくて、せいぜい2例しかないのがいけないんですよね。
まつもとさんの『fork1の方が明らかにトラブルに遭いにくい』という主張が
なひにとって弱く見えるのも、実例が少ないからだし。
「fork1の方が遭いやすい」とまでは思いませんけど、
「どちらにしろハマる人は同じくらい居る。ただし絶対値は少ない」
に見えるんですよね。

# 人はなんのためにforkするんだろう。なひはPerlでworker threadの
# エミュレートをするのと制御端末の切り離し、あとはセキュリティ境界を作るのに
# （forkしてchrootくらいですけど）使ったかな。

なひの頭にひっかかっているのは、RWikiでなく、構想中のデバッガなのでした。
RWikiは以前に書いたとおり、なんとでもなる。

なひのdebuggerは、Rubyの挙動が変更されると二度と使えません
（もちろんdebuggeeがforkしなければ問題なし）。
逃げ様がありません。プログラム書き換えても駄目です
（debuggeeを書き換えろ、というのは非現実的）。
ものすごくトリッキーな方法でも、逃げ様があるのなら、
もろ手を挙げて賛成するんですけどね。。。

debuggeeにスレッドを打ち込めないとしたら、
いよいよRuby本体にdebug APIがないと辛いかな。
まつもとさんもDaveもデバッガは一切使わないみたいで、
待ってても駄目だろうし、なんか考えてみます。