[ruby-list:30712] Rouge and readline and 'pure Ruby library/ext library'

高橋征義です。

Rubyで書かれたLispインタープリタ、rougeがRAAに登録された
ので、早速ダウンロードし、試してみようとしたところ、
rougeは拡張ライブラリのreadlineモジュールを利用している
ようで、readlineのない環境では実行できませんでした。

ならばRuby Readlineを使えばよいかと思い、こちらをインストール
してみたのですが、これまたやはり実行できませんでした。
で、よく見ると拡張ライブラリのreadlineとはそもそもAPIが
違うんですね。Ruby Readline自体が「GNU readline互換」という
ことだったのでちょっと期待したんですが、Ruby bindingレベル
までではなかった、というか(^^;
とりあえず rouge/console.rb の Readline.completion_proc の
ところをまるごとコメントアウトすると、動くようにはなりました。


さてここからが本題なのですが、FastCGI/FCGIの例もある通り、
こういう「pure Rubyなライブラリと拡張ライブラリとで同じ機能
を提供するものが両方ある」っていう状態がだんだん増えてきて
いる・これから増えていくような気がします。あるいは同じ
(Cとかの)ライブラリを使っていても、片や拡張ライブラリ、
片やRuby/DL版とか。
このような場合、それぞれのライブラリの作り方・使い方は、
どのようにするのが望ましいでしょうか。

 ・ライブラリを作る側のスタンスとしては、できるだけAPIは
   揃えておく。またはAPIを揃えるためのwrapperを用意する。
   ・ライブラリ名については？

 ・ライブラリを使う側としては、例えばFooとRFooがあった時、

    begin
      require 'foo'
      foo = Foo
    resuce LoadError
      require 'RFoo'
      foo = RFoo
    end
    foo.new(...)

  とする？ うーん、でも、これじゃあローカル変数だから引き回すのが
  大変か。じゃあ、ライブラリを使う側のモジュール名がBarだとしたら、

   module Bar
     begin
       require 'foo'
       Bar::Foo = Foo
     resuce LoadError
       require 'RFoo'
       Bar::Foo = RFoo
     end
   end

   みたいな感じで、 Bar::Foo を作り、それをいじるようにすればいい？


# 何か指針のような形にできればいいんですけどねえ……。

高橋征義 (TAKAHASHI Masayoshi)       Email:[e-mail]