[ruby-dev:19296] Re: ruby-1.8.0 / yield(nil)とyield()のちがい

まつもと ゆきひろです

In message "[ruby-dev:19294] Re: ruby-1.8.0 / yield(nil)とyield()のちがい"
    on 03/01/03, Tanaka Akira <[e-mail]> writes:

|> ちゅーわけで、こんな感じかなあ。まだ、検証中ですが。
|
|しばらく眺めて考えてみたのですが、
|(私が例から帰納的に推測した規則が正しければ)
|  *a = x
|  y = *a
|は
|  y = x
|と同じになりそうですね。

それをめざしました。

|mlhs に分解するところは、avalue を普通の値(y = *a としたときの y)に変
|換してからそれを配列として分解する、と想像しました。

ここについては先に説明すべきでした。手間をかけさせてしまって
もうし分けありません。少々不自然で悩ましい仕様ですが、妥協点
としてはこんなものかなあ。

あとは1.6.8との互換性チェック(どこがどのくらい変わっているか)
をしないといけませんね。

|また、多重代入の右辺から左辺に伝わる情報を保持する形式が avalue だとい
|うのは納得しました。この形式なら yield と yield nil を区別できるのもわ
|かります。

ただ、return, break, nextではsvalue(*[]とnilの区別がつかない) 
で情報を伝達しているわけですから、ここについてもさらなる考察
が必要そうです。

|わかんないのは、Proc#call, Proc#yield の引数および *a な avalue 直結以
|外の mrhs から avalue への変換ですかね。

call, yieldの引数および*a以外のmrhsは元々avalueですから変換
は必要ないと思います。

                                まつもと ゆきひろ /:|)