[ruby-dev:1077] Re: Object#bind

前田です。

In message "[ruby-dev:1076] Re: Object#bind"
Yukihiro Matsumoto <[e-mail]> wrote:

|||  * クラスが自分のインスタンスが特殊な情報を持つことを知って
|||    いて(現状では知らない)，unbound_methodの情報にそれを含め
|||    ておく．unbound_methodを取り込む時に取り込み先のクラスで
|||    のインスタンス構造と取り込み元のクラスのインスタンス構造
|||    が一致しない場合はエラー．
||
||これがよいと思います。
|
|ただこれだとString#collectとか「本来は他のクラスでも使えるん
|だけど，たまたま特殊な構造を持っているクラスから取り出した」
|メソッドが使えなくなりますけどね．

そういうメソッドも使えるようにするには，やはりメソッドごと
にチェックするしかないですよね...。
いっそのこと，Cで書いたクラスは特別扱いということで，メソッド
を取り出せないようにした方がすっきりするかもしれませんね。

||あと，bound_methodの方ですが，funcみたいな名前でprivateなメソッド
||としても定義されているとうれしいです。
|
|funcはちょっと違うんじゃないのかなあ．

関数に見えても実はメソッドで，暗黙のselfが常にある，ということ
をきちんと理解していない人にとっては，

def foo ... end
$foo = bound_method(:foo)

というのはわかりにくいですよね。
Perlから来た人などに，

def foo ... end
$foo = func(:foo)

というのがわかりやすいかなと。
オブジェクト指向を深く理解しなくても，関数に見えるものは関数
のように扱える，というrubyのポリシーにもマッチするかなと思っ
たのですが，どうでしょう。
# でもprocとfuncがあるとPascalから来た人が勘違いするかな。

|これはそうしましょう．実際は
|
|        rb_funcall2(cmd, rb_intern("call"), RAARRA(arg)->len, RAARRA(arg)->ptr);
|
|になるでしょうけどね．

あ，こうしないとまずいですね(^^;

-- 
前田 修吾