[ruby-dev:28431] Re: -MT付きでのコンパイルについて on Win32 VC7

木村です。

TOBY さんは書きました (2006/03/11 18:46):
>> ん? 何か勘違いがあるような。
>>
>> 本体 → libcmt.lib でリンクされた実体を参照
>> socket.so → msvcr71.dll 内の実体を参照
> -MTでコンパイルしたものを確認したのですが、
> socket.soも-MTでコンパイルしているようで、Dependency Walkerで見ても、
> msvcr71.dllを参照していません。
> うーん、謎です。

あー、拡張ライブラリのコンパイルオプションも変更されているの
ですね。でもsocket.so(実体はDLL)はruby本体とは独立して作成
されているままのようなので、

本体 → licmt.libでリンクされ、ruby.exeに存在する実体を参照
(普通は msvc*^ruby-1[89].dllですけど)
socket.so → libmt.libでリンクされ、socket.soに存在する実体を参照

ということになっているのでは?

これなら socket.so の import 先を参照しても msvcr71.dll は現れない
わけで。

具体的な記述はドキュメント化されてなかったかもしれませんが、
拡張ライブラリを静的に組み込んでのビルドをしてみては?
まあそれで動くようになるという保証はできませんけど。

-- 
木村浩一
  I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes.
  mail kbk at kt.rim.or.jp
	web  www.kt.rim.or.jp/~kbk/index.html#zakkicho
	     homepage3.nifty.com/farstar/