[ruby-dev:3941] Re: ruby 1.1d1 released

いがらし＠早大 です。

次のようにイテレータを呼び出した時、

iga@runal> ruby -de '[].each{|e| p(e) }'
/tmp/rba25594:1: warning: unused block
iga@runal> ruby -de 'for e in []; p(e); end'
/tmp/rba25645:1: warning: unused block

確かに一度もブロックは呼ばれていないのですが、
Array#eachのように普通イテレータとして呼ばれるメソッドが
warningになってしまうのはどうも釈然としません。
上の例のように「たまたまブロックが使われなかった」場合は
warningにしないで欲しいです。

「あるメソッドがブロックパラメータを使う可能性があるか否か」は、
Rubyで書かれたメソッドならメソッド本体にyieldが出現しているか
どうかで区別できますが、Cで書かれたメソッドでは無理ですよね。
構文上の区別もない現状では、このwarningを出すのは無理がある
ような気がします。

それから上のwarningについて調べている時に気付いたのですが、
$VERBOSE変数の挙動が謎です。

iga@runal> cat t.rb
print("$VERBOSE:"); p($VERBOSE)
[].each do |e| p(e) end
$VERBOSE = nil
print("$VERBOSE:"); p($VERBOSE)
[].each do |e| p(e) end
$VERBOSE = false
print("$VERBOSE:"); p($VERBOSE)
[].each do |e| p(e) end
$VERBOSE = true
print("$VERBOSE:"); p($VERBOSE)
[].each do |e| p(e) end
iga@runal> ruby t.rb
$VERBOSE:nil
$VERBOSE:nil
t.rb:5: warning: unused block
$VERBOSE:nil
$VERBOSE:true
t.rb:11: warning: unused block

$VERBOSEの値を変えてはwarningを発生させているのですが、
nilを代入してもwarningが出力されたり、
falseを代入してもnilのままだったりします。

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いがらし ひろし