[ruby-dev:25910] Re: conflict method and local variable

前田です。

Yukihiro Matsumoto wrote:
> |> うーん、トレードオフではあるのですが、クラスを再オープンして
> |> メソッドを差し替えるだけでも同じ効果がありそうです。
> |
> |うーん、メソッドの差し替えですか。
> |最後の手段という感じですねえ。
> 
> メソッドコンビネーションが導入されれば、最後の手段は使わずに
> すみますね。

そうですね。

> |スーパークラスに名前を制限されるのは仕方がないと思っている(トップレベル
> |の関数的メソッドは許しがたいですけど)ので、あまり不満を感じたことが
> |ないのですよね。
> 
> モジュールをMix-inとして使う時に名前空間を汚したくないという
> のがもともとの発想の源です。それと、ユーティリティとして使わ
> れるスーパークラスのメソッドとサブクラスのメソッドが偶然重なっ
> たら、かなり腹立たしい気持ちになると思います。

mix-inはたしかに悩ましいですね。
mix-inを前提としたモジュールを書く時は、prefixを付けることも
ありますけど、できればしたくないことではあります。

ただ、mix-inの場合の方が、オーバーライドしたいケースも多そうな
気もするんですけど、どうなんでしょうね。

>   * 逆に再定義したい時に関数的に呼び出されていたら再定義でき
>     ない。再定義したくなったらself.をつけるようにスーパーク
>     ラスを書き換える必要がある。警告も出ないので発見が難しい
>     バグになるかも。

書きやすい方の呼び出し形式でオーバーライドできなくなるというのが
ちょっとひっかかっています。

>   * 現状で自クラスのメソッドであるという理由だけで関数的に呼
>     び出しているソースコードの中には書き換える必要が出るもの
>     があるかもしれない。その分量は相当量になるかもしれない。
> 
> ですね。これをどう見積もるかです。
> 
> 私の設計意図としては関数的メソッドは関数的に用いるもののため、
> というものがあるのですが、それは言語仕様としては強制されてこ
> なかったので、そうでない使い方が相当量あるだろうことは容易に
> 予想できます。

self.foo=みたいな場合をのぞくと、関数的でないケースでもselfは
省略する人の方が多そうですね。

-- 
前田 修吾